第1話
文字数 377文字
お母さん。お父さん。薫。あなたたちに何も残せなくてすみません。でも、もう限界なのです。
今までずっと我慢をしていました。劣等感、虚無感、色々な思いが私の中で湧いていましたが、自分には愛する家族がいるのだというこの気持ちだけで生きてこられました。
ですがもう無理です。四六時中私の心を何かが襲ってくるのです。曖昧な答えでごめんなさい。
私たちは、なぜ生きているのでしょう。ただ何となく生きて、何の意味があるのでしょう。思えば私は昔から自分の意思で生きたいと思ったことがありませんでした。むしろ、消えたいと思うことの方が多かったように感じます。
この世界は私が生きるには辛いことが多すぎます。だからお母さん、お父さん、薫。責任を感じないでね。全ては私が弱いせいなのですから。
本当にごめんなさい。
でも、消えてしまいたいんです。
そこで遺書は終わっていた。
今までずっと我慢をしていました。劣等感、虚無感、色々な思いが私の中で湧いていましたが、自分には愛する家族がいるのだというこの気持ちだけで生きてこられました。
ですがもう無理です。四六時中私の心を何かが襲ってくるのです。曖昧な答えでごめんなさい。
私たちは、なぜ生きているのでしょう。ただ何となく生きて、何の意味があるのでしょう。思えば私は昔から自分の意思で生きたいと思ったことがありませんでした。むしろ、消えたいと思うことの方が多かったように感じます。
この世界は私が生きるには辛いことが多すぎます。だからお母さん、お父さん、薫。責任を感じないでね。全ては私が弱いせいなのですから。
本当にごめんなさい。
でも、消えてしまいたいんです。
そこで遺書は終わっていた。