第3話

文字数 164文字

 もう、美紀ちゃんほんとに脅かすの好きだねえ、また僕の目を手で隠して「だーれだ?」ってかわいく聞くなんて。
 ずっと一緒だよ、ずっと離さない、なんて、美紀ちゃん言ったことなかったし、こんなふうに強く抱きしめてくれることもなかったじゃん。
 その瞬間、廊下の奥から、「何言ってんの?私ここにいるけど」という、美紀ちゃんの声が聞こえた。
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