第５話
文字数 1,851文字
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〇魔王の屋敷のそばの藪の中
作戦会議。
猿のゴン助が監視システムを使って調べた
魔王屋敷の見取り図の前に、四人が座る。
見取り図：
中央に本殿、左に蔵、右に武器弾薬庫。
〇魔王屋敷の正面玄関前（夜）
宴会の騒ぎが聞こえる。
マロンちゃんが美女に変身。
門の前で
「おなかが減って死にそうです」
と言って倒れる演技をする。
門番
「ちょっと待て。
今、魔王様に報告するから」
〇宴会場：
上座に魔王。
その前に数十名の家来
輪になって座っている。
後ろにダイヤ。
門番
「美人の行き倒れがいます」
魔王
「（即座に）美人なら通せ。がははは」
マロンは大王の隣でお酌。
魔王
「どうだ。ワシの愛人にならんか。
ランボルギーニをぶっ飛ばすと
気持ちいいぞ」
マロンは迷惑そうに下を向く。
マロンが舞を踊る。
やんやの喝采。
マロンは輪になった数十名の家来たちに
睡眠薬入りの酒を注いで回る。
大王にもつぐ。
〇屋敷の裏口
魔王と家来が睡眠薬で寝静まったところで
マロンがこっそりと裏口から三人を入れる。
マロンはゴン助と共に本殿に入る。
ゴン助は変身して、
眠っている魔王を一撃で倒す予定。
ＭＯＭＯとポッポは裏口でマロン達を待つ。
〇宴会場
ゴン助
「（酒を見つけて）酒だ！ 酒だ！」
盃を取る。
ごくごくと飲む。
マロン
「あ、その中には睡眠薬が……」
時すでに遅く、ゴン助眠ってしまう。
ゴン助を起こそうと必死になっていると
魔王が起きる。
魔王
「おぬしは酒に睡眠薬を混ぜたな。
家来は眠ってしまったがワシには睡眠薬は
たいして効かんのだ」
マロンの目の前に魔王が立ちはだかる。
「ガアアアーーー」と怒る。
魔王は身長二メートルの巨体。
マロンは変身して、パンチ、キック、
飛び蹴り等を次々に繰り出すが、
魔王はびくともしないでマロンを
冷ややかに見下ろしている。
「ふっ、甘いな。これをくらえ！」
魔王はマロンのみぞおちに
強烈なパンチを一発。
マロンはうずくまって子犬に戻り
そのまま倒れる。
魔王はマロンの首をつかんで
ぶら下げながら裏口に歩いて行き
ＭＯＭＯ達の前に来ると
マロンをポーンと放り出す。
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ここからは、パソコン向けです
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〇魔王の屋敷のそばの藪の中
作戦会議。
猿のゴン助が監視システムを使って調べた魔王屋敷の見取り図の前に、四人が座る。
見取り図：中央に本殿、左に蔵、右に武器弾薬庫。
〇魔王屋敷の正面玄関前（夜）
宴会の騒ぎが聞こえる。マロンちゃんが美女に変身して、門の前で「おなかが減って死
にそうです」と言って倒れる演技をする。
門番はそれを見て「ちょっと待て。今、魔王様に報告するから」
〇宴会場：上座に魔王。その前に数十名の家来が輪になって座っている。後ろにダイヤ。
門番「美人の行き倒れがいます」
魔王「（即座に）美人なら通せ。がははは」
マロンは大王の隣でお酌。
魔王「どうだ。ワシの愛人にならんか。ランボルギーニをぶっ飛ばすと気持ちいいぞ」
マロンは迷惑そうに下を向く。マロンは舞を踊る。やんやの喝采。マロンは輪になった
数十名の家来たちに睡眠薬入りの酒を注いで回る。大王にもつぐ。
〇屋敷の裏口
魔王と家来が睡眠薬で寝静まったところで、マロンがこっそりと裏口から三人を入れる。
マロンはゴン助と共に本殿に入る。
（ゴン助は変身して、眠っている魔王を一撃で倒す予定）。
ＭＯＭＯとポッポは裏口でマロン達を待つ。
〇宴会場
ゴン助「（酒を見つけて）酒だ！ 酒だ！」と言って盃を取る。
マロン「あ、その中にはすいみんやくが……」とマロンちゃんが言いかけるが時遅く、
ごくごくと飲んで眠ってしまう。ゴン助を起こそうと必死になっていると魔王が起きる。
魔王「おぬしは酒に睡眠薬を混ぜたな。
家来は眠ってしまったがワシには睡眠薬はたいして効かんのだ」
マロンの目の前に魔王が立ちはだかる。
「ガアアアーーー」と怒る。
魔王は身長二メートルの巨体。マロンは変身して、パンチ、キック、飛び蹴り等を次々
に繰り出すが、魔王はびくともしないでマロンを冷ややかに見下ろしている。
「ふっ、甘いな。これをくらえ！」
魔王はマロンのみぞおちに強烈なパンチを一発。マロンはうずくまって子犬に戻り、その
まま倒れる。魔王はマロンの首をつかんでぶら下げながら裏口に歩いて行き、ＭＯＭＯ達
の前に来ると、マロンをポーンと放り出す。
