同じ思いの青春だったのかな?

文字数 214文字



空を見上げるといつも
親父の声がするようで

まだ小さかった頃
意味もわからず聞いていた

もし、
お前に好きな人ができたなら
見えなくなるその日まで

お前の精一杯の愛情を
その相手に捧げてやれと

その人のためではなくて
自分の精一杯の姿を見せてやれ

それが伝わればその人が
一生お前の隣にいる人だと

まだ小さかった頃は
意味もわからず聞いていた

今はとなりにいる人の
穏やかな寝顔を見ていると

この空から声がするようで
見上げるたびに響いてる


今は居ない親父の声が……
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