第1話
文字数 1,598文字
わたしは『りり』ようちえんのねんちょう。
わたしには2さいのふたごのいもうと『ここ』と『らら』がいるの。
げんきいっぱいで、とってもかわいい。
いま、ようちえんはなつやすみだから
わたしがふたりのおせわをしているの。
「おねえちゃん、おさかなとって~」
ここは めだかがだいすき。
「わたしにとれるかな~」
「おねえちゃんならとれるよ」
ここが じしんをもっていうの。
「まま、かわにいってくるね」
「かわはあぶないからきをつけるのよ。
こことららは はいっちゃだめよ」
「はい!」
ふたりがいっしょにへんじをした。
リュックをせおって バケツとタオルをもってかわにいく。
かわはとってもあさくて わたしのあしくびくらいしか みずがないけれど
こことららには とってもあぶない。
わたしはバケツでめだかをとる。
「わ~い!わ~い!めだか、かわいい」
ふたりは おおよろこび。
めだかは すぐかわにもどしてあげる。
「バイバイ、おさかなさん」
「おねえちゃん、うさぎさんにあいたい」
ららは うさぎがだいすき。
ちかくのほいくえんにいくよ。
「こんにちは。うさぎをみせてください」
「はい、いいですよ。いっしょにいこうね」
ほいくえんのせんせいが きてくれた。
ららがうさぎをだっこすると、うさぎは ぴょんとにげだした。
「おねえちゃん!つかまえて~」
わたしは うさぎをおいかける。
たくさんはしって やっとつかまえた。
「おねえちゃん、こうえんにいきたい!」
「きをつけてあそぼうね」
「おねえちゃん、ぶらんこおして~」
「おちないように しっかりつかまってね」
わたしはふたりのせなかをやさしくおすよ。
「おねえちゃん、ららおみず~」
「ここも~」
「こぼさないでね!」
でも…
「あ!おねえちゃん!つめたいよ~」
ふたりともこぼしちゃう。
わたしは ふたりのふくをふいてあげる。
ららがきゅうにはしりだした!
「らら、ころばないでね!」
『どすん』
ららがころんだ。
「おね~ちゃ~ん、ころんだ~」
ららのてをあらっているうちに
ここがとってもたかいすべりだいのかいだんをあがっている。
ままに、あぶないからだめっていわれてるのに。
おおきなこえをだしてよんだら もっとあぶない。
どうしよう。
わたしはたかいところがにがて。
でもがんばってあがるしかない。
だって、わたしはおねえちゃんだから。
「ここ、いっしょにすべろう。そこでまっててね。うごいちゃだめよ」
したからこえをかける。
「ららは きちゃだめよ」
わたしはゆっくりあがっていく。
「こわくない、こわくない。だって、わたしはおねえちゃんだから」
うえにいくと、ここがまっていた。
ここをだきしめたよ。
したをみるとおちそうでこわい。
あれ、ららがいない。どうしよう。
うしろをみると、ららがかいだんをあがってきていた。
「らら~、まってて っていったのに…あぶないからゆっくりきてね」
「らら、みんなでいっしょにすべりたいの」
「う、うん」
わたしはこわくてふるえてる。
まえのここをしっかりだきしめる。
「らら!おねえちゃんのおなかをだっこして。
はなしちゃだめよ『せ~の』で、みんなですべろうね」
「せ~の!」
「わ~!」
こことららは、とってもよろこんだ。
「おねえちゃん、もういっかい!」
「もうむり~」
いえにかえると
「おかえり~おねえちゃんありがとう」
と、ままがいってくれた。
わたしは、じょうずにおせわができなかったから ないちゃった。
ままがぷりんをつくってくれたよ。
ひとつは とってもおおきなプリン
「おおきいプリンは、おねえちゃんのね」
「まま、ありがとう」
「きょうもとってもがんばってくれたのよね」
「だって わたしは、おねえちゃんだから」
ままのプリンは あんしんするあじがして なみだがでた。
こことららが、わたしのあたまをなでて だきしめてくれたよ。
わたしには2さいのふたごのいもうと『ここ』と『らら』がいるの。
げんきいっぱいで、とってもかわいい。
いま、ようちえんはなつやすみだから
わたしがふたりのおせわをしているの。
「おねえちゃん、おさかなとって~」
ここは めだかがだいすき。
「わたしにとれるかな~」
「おねえちゃんならとれるよ」
ここが じしんをもっていうの。
「まま、かわにいってくるね」
「かわはあぶないからきをつけるのよ。
こことららは はいっちゃだめよ」
「はい!」
ふたりがいっしょにへんじをした。
リュックをせおって バケツとタオルをもってかわにいく。
かわはとってもあさくて わたしのあしくびくらいしか みずがないけれど
こことららには とってもあぶない。
わたしはバケツでめだかをとる。
「わ~い!わ~い!めだか、かわいい」
ふたりは おおよろこび。
めだかは すぐかわにもどしてあげる。
「バイバイ、おさかなさん」
「おねえちゃん、うさぎさんにあいたい」
ららは うさぎがだいすき。
ちかくのほいくえんにいくよ。
「こんにちは。うさぎをみせてください」
「はい、いいですよ。いっしょにいこうね」
ほいくえんのせんせいが きてくれた。
ららがうさぎをだっこすると、うさぎは ぴょんとにげだした。
「おねえちゃん!つかまえて~」
わたしは うさぎをおいかける。
たくさんはしって やっとつかまえた。
「おねえちゃん、こうえんにいきたい!」
「きをつけてあそぼうね」
「おねえちゃん、ぶらんこおして~」
「おちないように しっかりつかまってね」
わたしはふたりのせなかをやさしくおすよ。
「おねえちゃん、ららおみず~」
「ここも~」
「こぼさないでね!」
でも…
「あ!おねえちゃん!つめたいよ~」
ふたりともこぼしちゃう。
わたしは ふたりのふくをふいてあげる。
ららがきゅうにはしりだした!
「らら、ころばないでね!」
『どすん』
ららがころんだ。
「おね~ちゃ~ん、ころんだ~」
ららのてをあらっているうちに
ここがとってもたかいすべりだいのかいだんをあがっている。
ままに、あぶないからだめっていわれてるのに。
おおきなこえをだしてよんだら もっとあぶない。
どうしよう。
わたしはたかいところがにがて。
でもがんばってあがるしかない。
だって、わたしはおねえちゃんだから。
「ここ、いっしょにすべろう。そこでまっててね。うごいちゃだめよ」
したからこえをかける。
「ららは きちゃだめよ」
わたしはゆっくりあがっていく。
「こわくない、こわくない。だって、わたしはおねえちゃんだから」
うえにいくと、ここがまっていた。
ここをだきしめたよ。
したをみるとおちそうでこわい。
あれ、ららがいない。どうしよう。
うしろをみると、ららがかいだんをあがってきていた。
「らら~、まってて っていったのに…あぶないからゆっくりきてね」
「らら、みんなでいっしょにすべりたいの」
「う、うん」
わたしはこわくてふるえてる。
まえのここをしっかりだきしめる。
「らら!おねえちゃんのおなかをだっこして。
はなしちゃだめよ『せ~の』で、みんなですべろうね」
「せ~の!」
「わ~!」
こことららは、とってもよろこんだ。
「おねえちゃん、もういっかい!」
「もうむり~」
いえにかえると
「おかえり~おねえちゃんありがとう」
と、ままがいってくれた。
わたしは、じょうずにおせわができなかったから ないちゃった。
ままがぷりんをつくってくれたよ。
ひとつは とってもおおきなプリン
「おおきいプリンは、おねえちゃんのね」
「まま、ありがとう」
「きょうもとってもがんばってくれたのよね」
「だって わたしは、おねえちゃんだから」
ままのプリンは あんしんするあじがして なみだがでた。
こことららが、わたしのあたまをなでて だきしめてくれたよ。
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