サヨナキドリ

文字数 319文字

アンデルセンの童話にサヨナキドリという話がある。
昔、中国の王が、噂にある、歌の上手な鳥を家来に命じ、探させ、
歌を歌わす、
地味な姿からは想像もできないくらいとても美しい歌を歌い、王は涙する。
しかし、日本から送られてきた、
からくり時計の美しい装飾の鳥も同じようにきれいな歌声で歌う。
しかも、からくり仕掛けは鳥は、長い時間一定に歌い続ける。
家来はからくり仕掛けの鳥を勧める、
王はその家来の言葉に従い、今一度、一緒に歌わせ、
確かめようとするが、その時、王を涙させた鳥は去ってしまう。

王がからくり仕掛けの鳥と、一瞬たりとも迷わず、選んだら、その鳥はいなくならなかったのだろうか?
王が比べたから、鳥は去っていったのだろうか?
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