第1話

文字数 7,601文字

「この子に、滋養と教養を、たんとつけてやっとくれ」
叔母は、倒れ込むように背を屈め、皺だらけの両手を畳の上について、男に懇願した。まだ五十半ばだというのに、叔母の頭は総白髪で、退色し垢じみた衣服からは、その暮らし向きの困窮ぶりが伺われた。叔母は、二十年前に寡婦となっていた。今は男に貸しているこの古い貸家と、わずかな遺族年金を頼りに、食うや食わずの生活をしているのだった。会うたびに落魄していく叔母の姿は、まるで目に見えない大きな砥石ですり減らされていくかのようであった。
叔母は壁掛けの時計を見遣りながら、ため息を吐いて膝を崩した。もう小一時間ほども、こうして膝を突き合わせて談判しているのだった。叔母の隣には、五六歳ばかりの、色の白い少女が、微動だにせず正座している。口を失ったように無言で、男が声を掛けても何の反応も見せない。その上、男の姿など目にも入らぬかのように、自分の膝先をだけを熱心に眺めていた。髪は伸び放題で、いかにも間に合わせといったような、サイズの大きすぎる紺のワンピースを着ている。
叔母の話によれば、少女は両親から虐待を受け、ずっと押し入れの中で養育されていたという。かてて加えて、どんな事情からか、無戸籍であった。昨年の秋には、その両親とも交通事故で死に別れた。その後叔母の元に引き取られてから、もう半年になるのだという。子育ての経験もなく、経済的に困窮している叔母は、少女――叔母曰く、男の遠縁に当たるのだそうだ――を男に押し付けようとして、ここに来たのだった。しかし傍から見ても、引き取った末にはひとかたならぬ困難があるのは明らかであった。
「この子、なんだか気味が悪くって。居つかれても困るしねえ」
叔母が愚痴っぽく当たり散らし始めたので、男はやきもきした。叔母は同じ話を何遍も繰り返す癖があるのだ。こうなると、元は自分の家であった気安さから、気兼ねもなく、いつまでも居座るのが常だった。男は内心で舌打ちした。いつもの夕餉の時間を、もう半刻もオーバーしていた。
「独身なのだから、蓄えもあるだろうて」
叔母の何気ない言葉に、男の胸は鈍く痛んだ。もうすぐ四十になるというのに、男には妻も子もいない。叔母のこの一軒家をまるまる借りて、気楽な一人暮らしをしているのだった。
「ねえ、仕事に行っている間は、私がこの家に来て、世話してあげるから。それに、あなたの会社は大手の保険会社だし、何とかっていう専門の資格も持っているんでしょう。こういう子の扱いや、厄介な、……いえ、不幸な子への対応にも慣れてるんじゃないの?」
「僕は、保険数理士だから。悪いけど、叔母さんのお役には立てないよ。それに、対応するのは、派遣の社員なんだ。専門部署の僕は、計算するだけだよ」
男は『専門部署』という箇所に、特に力を込めて、冷徹に言い放った。
それは男の本心からの言葉であった。けれども、確かに男は不幸に知悉してた。保険会社とは、人生の不確定要素――死亡、病気、火災、事故、天変地異――そういった不幸を種に成り立っている。
保険数理士――何度説明しても、叔母は男の仕事内容を理解し得なかった。男の仕事は、そうした数々の不幸の発生率を計算し、保険料を導き出し、一枚のレポートにまとめ上げることであった。男は日常的に人々の不幸に接し、不幸を数え上げる職能に長けていた。しかし男自身は直接顧客と対応する部署に就いているわけではなく、それらの不幸の数々が男の人生へと割込んでくることもなかった。不幸な人々の、不幸の数式は――それが多少なりとも男の心に憐憫の情を催させるものであったとしても――しょせんは対岸の火事、男が永遠に与り知らぬ――隔絶された世界のものであった。
 このように、男には少々奢ったところがあった。というのも、この頃男は、電卓を弾くだけで、他人の人生を支配しているような気分になるのだった。己の頭脳から導きだされた、一つの数式。一見すると、ただの無味乾燥な数字の羅列に見えても、その内側には、あまたの不幸な命運が隠されているのだ。男の仕事は単調で退屈であった。それ故に自らを「運命の絶対的な決定者」と思い込むことで、なんとか日々の無聊を慰めていたのだ。
加えて、男は人一倍綿密な質であった。その気質は仕事のみならず、私生活にまで影響していたため、日々の家計から、万が一の病気や事故、自分の葬式代まで、人生に掛かる費用のすべてを、落ち度なく計算してあった。「自分の人生に、不確定な要素は一つもないのだ」。男の驕慢は人生観にまで及んでいたから、叔母のことですら、憐れみながらも、どこか軽蔑を含んだ冷たい目で見ていたのだった。
「そう」、と叔母は深いため息を吐き、物憂げな表情で中庭の方を見遣った。
古い日本家屋の中庭には、亡き叔父が植えた花々が、春たけなわと咲き乱れている。青い五月の風が、花々の香りと共に、小さな白い花を運んできた。満天星の花だった。少女は精気のない蒼白な顔で、その小指の先ほどの、釣り鐘状の小さな花を、黙って眺めているようだった。痩せすぎの頬に、風を孕んだ髪が張り付き、より一層不健康そうに見える。
つまらない花だ。たいして奇麗な花でもないし、花狂いの叔父は、なぜこんな木を、庭の真ん中に植えたのか。男は以前から、この木を疎ましく思っていた。満天星の細い幹は、日光を求めて、上へ上へと伸び上がっていた。生い茂った枝葉のせいで、春先から秋にかけて、部屋の中は一日中薄暗かった。いっそのこと伐ってしまおうかと、男は幾度となく思うのだが、ひたすらに草木に愛情を注ぎながら、自らはついに一粒の種も残すことなく鬼籍に入った叔父との記憶が次々と思い出されて、敢えて伐ってしまうこともなかろうと長らく放置していたのだった。
この子を引き取ってみようか。突如として心変わりした男の胸の内には、亡き叔父のような自らの孤独な運命に、どこか抗いたい気持ちがあったのかもしれない。男は子供の頃に掛かった熱病のせいで、生涯子供が持てぬと告知を受けていたのだ。それに、男は少女のことが少し気にかかっていた。数々の不幸に見舞われながらも、少女の目に憔悴の色がなかったことが、男には不思議でならなかったのだ。満天星の花を見る少女の瞳には、花々への感動などなく、まるで少女自身の内面の投影であるかのように、複雑な色が宿っていた。その深い淵のような少女の瞳の奥には、まるで自分の運命を透徹しているかのような、軽蔑の色さえ見て取れた。ひょっとすると、少女は孤児の身分に甘んじてなどおらず、こちら側の自分と同じ世界にいるべき人間なのかもしれない。そして自分ならもちろん、叔母が望むように「滋養と教養」を与えてやれるだろう。少女の目がすっかり気に入った男は、そう考えたのだった。
男は甲斐甲斐しく少女の世話を焼き、煩雑な手続きを経て戸籍を作り、養子に迎える手はずを整えた。しかし当の少女は、その厚意に感謝を示すわけでもなく、無表情で俯きながら、いつまでも沈黙していた。もう一月も経つのに、少女が言葉一つ発さないことが、男は気がかりだった。男が何を言い、何を見せてやっても、少女には一切の反応というものがなかった。ただひたすらに、焦点の定まらない目で、虚空を見つめているのだった。その様相には、まるで盲者が真の闇の内で目を見開いているような、鬼気迫る不気味さがあった。
 はじめは、少女に何らかの障害があるのではないかと疑った。しかしどこに診せても、異常らしきものはなかった。あるいは育児放棄のトラウマによって、心が死んでしまったのではないかとも思ったこともあったが、そういう訳でもないようであった。なぜなら、ふとした瞬間に、少女はさも何か言いたげに、男の顔を覗き込むことがあった。そんな時、少女の黒い瞳の奥に、確かな感情の迸りの予兆を見て取るのだった。
 きっと新しい環境にまだ慣れないせいだろう。自分が「滋養と教養」を与えていけば、そのうち自然と話し出すだろう。その時の男は、安気にもそう考えたのだった。

慌ただしい春の日々は匆々に過ぎ去り、いつの間にか夏になっていた。薔薇、金糸梅、槿などの中庭の花々は、極彩色の色どりを散らしながら、我も我もとばかりに咲き競った。
「この世の中のあらゆるものには、名前があるんだよ。僕がすべて教えてあげよう」男は手始めに中庭の草木の名前を教えることにした。男は少女の手を引いて、その一つ一つの花の名を、熱心に教え込んでいった。
例年にも増して暑い夏であった。太陽の強い日差しが、少女の顔に照り付けた。少女は神経質そうに顔をしかめ、血の気の無い唇を固く引き結び、眩しさに耐えていた。引き取った当初よりも、少女の頬はふっくらと丸くなり、身なりもきちんと整えられ、もはや孤児とは見違えることもなかった。しかしなぜか、少女の姿は、色彩の入り乱れる花々の中ではひどく場違いな、末生りの果実を連想させるのだった。それが男はひどく不満であった。
「ごらん、花はみな、太陽の光を受けて幸福そうに輝いているだろう」
少女が利発そうな眉をひそめ、ひどくつまらなさそうに小さく頷いたのも、男は不服であった。風が吹き、頭上の枝葉がざわめいた。中庭の花壇の上に、満天星の大きな影が揺れた。これがいけないのだ。咄嗟に男は思った。
その日のうちに、男は満天星の煩しい枝葉をすっかり刈り込んでしまった。少女は、燦燦と陽光が差しむ様になった中庭で、切断されたばかりの梢を、いつまでも眺めていた。
夏が終わり、金木犀が風に香気を漂わせ、秋桜の花弁も散る頃になっても、少女は言葉を発さず、表情にはなんら変化が見られなかった。それでも男は、粘り強く教育を継続していた。少女が外に出たがらないので、子供向けの図鑑を取り寄せ、窓から見える星々の名前を教えることにした。
「あれがアンドロメダ、あっちがペルセウスだよ」
秋の澄んだ夜空を指さして男は言った。すると、少女は無言で図鑑の一ページを指さした。そこにはギリシア神話の神々が描かれた、美しい満天の夜空が描かれていた。悲しいかな、都会の夜空には、満天の星などない。これではあまりにつまらないというのだろう。少女はそれきり興味を失ったように、ぼうっと中庭を眺めおろしていた。
秋も終わりに差し掛かる頃になって、男はようやく焦りだした。少女がこのまま一生言葉一つ発さなかったら……。考えれば考えるほど、真っ暗な陥穽にはまり込んだような気分になっていく。教養一つ身に着けていない少女には、就職も結婚も無理であろう。この少女の面倒を生涯引き受けるとしたら、いったいどんな未来が待ち受けているだろう。男は不確かで、不幸な未来へと、引きずり込まれていくような気分になった。
悶々と考え込む日々の、ある昼のことであった。男は身を屈めて押し入れの中に入り込み、仰向けに寝転んだ。少女は生まれてからずっと、押し入れの中で過ごしていたのだ。男は何か一つでも解決の緒を見出したいと、少女の過去を振り返るつもりであったのだ。仰向けに寝転び、引き戸を閉じた。そこには、真の闇があった。瞼を閉じても明けても、目の前には暗闇しかない。そこには昼も夜の違いも、一条の光すらなかった。
男はようやく気が付いた。少女は未だ、闇の中で目を見開いているのだと。闇の中では、星など探しても無駄である。仰向けの天井の上には、星はおろか、一縷の希望すらあろうはずもないのだから。とすると、男が少女の瞳に汲み取ったものは、紛れもない不幸の証であったのだ。少女は幼すぎて、自分を取り巻く不幸にも気が付かなかったのだ。
中庭の満天星の葉が深紅に染まった。燃え上がるような色の葉は、風に巻上げられて、二階にまで舞い込んできた。軒上にまで伸び上がった細い梢の先には、小さな花芽さえ見て取れた。あんなに枝葉を刈り込んだというのに……。男は植物の猛々しい生命力を不気味とさえ感じた。「来年の春には引き抜いてしまおう」と男は独りごちた。
少女は、珍しく満天星の紅葉に興味がある様子であった。暇さえあれば、いつでも庭の方を凝視するようになった。男は最初は不思議に思ったが、次第に気にも留めなくなった。
 真っ白な雪が降り積もった。雪景色の中庭には、一輪の椿が咲いていた。風雪に皺んだ赤色の花弁を大きく広げ、懶げに鉛色の空を見上げている。冬になっても、少女の様子は変わらなかった。少女は庭に立ちすくみ、まるで何かを待ちわびるかのように、灰色の空ばかりを眺めていた。頬には血の気がなく、手には幾つもの皸(あかぎれ)ができている。微かに震えながら、それでも空を眺め続けている。
男は少女を縁側に招き寄せ、その作り物のように小さい指に、薬用のクリームを塗ってやった。赤色の痛々しい傷の条が幾つもできていた。血のにじんでいるところもある。少女は平然とした顔で、男が傷口にクリームを塗るのを見ていた。屋根に積もった雪が、椿の花の上に落ちた。椿は無残にも雪の中に埋もれた。
その瞬間、男の胸に寒風のような虚無感が去来した。この幾つかの傷を塞いでやったところで、それが一体何になろう。元々、この子は自分とは何の関係もない、天涯孤独な身の上なのだ。男は少女の養育を、半ば諦めかけていた。心の内には、未だ決定的な考えは無かったが、ぼんやりとした不安が、降っては潰える霙のように、次々に現れては消えた。
草木も凍る大寒の折、不安はついに不吉な予兆となって結晶した。ある日、男は新聞の片隅の、隣町の放火の記事に目を留めた。灰色の紙面に、紅蓮の炎の写真は目立った。「連続放火魔、四軒の家屋焼失」「土地勘のあるものによる犯行か」この時期としては珍しくもないが、男はこの穏やかでない記事に目が釘付けになった。男は夢中で紙面をめくった。「息子が放火、一家四人焼死」「被虐待児の犯罪率四倍」「無理心中事件、有罪判決、将来を悲観しての犯行か」いつの世も、世間に不幸は溢れている。
「いつもは大人しい子なんです」つけっ放しにしていたテレビの向こうで、誰かが言葉を濁した。男ははっとして顔を上げた。
燃えるような満天星の紅葉と、それを眺めていた少女の姿が、突如として閃いた。記憶の中ですら、少女の顔は青白く、いかにも冷えた目をしていた。ともすると、少女はこの世の醜悪な部分が掃き寄せられた、不幸の権化なのではないか。自分のように恵まれた人間もいれば、その不幸を一心に背負っているものがいても不思議はない。世の中はこんなにも、不幸であふれているのだから。
男は勤めに出ている時間帯は、少女の行動を一切関知し得なかった。無味乾燥な数字の羅列が、その裏にあまたの不幸を隠しているように、少女の無表情な面の下には、膨大な不幸が凝縮されているのではないか。もし火を放ったのが少女だったとしたら。男は途端に恐怖に駆られた。少女は押し入れの中の薄闇の中から、こちらを見据えていた。今日は、白目がやけに白く見える。男は身震いした。
煮え切らない気持ちを抱えたまま冬が過ぎた。決定的な事件が起こったのは、少女を引き取って一年経とうとする、ある春の日の夕べのことであった。仕事を終えて、新緑の帰り路を急いでいる最中、ふと焦げ付いたような匂いが鼻を突いた。波濤のように押し迫る不安を押しとどめながら家までたどり着くと、犬槙の垣の向こうに、蛇の舌のような火柱がチラチラと上がっているのが見えた。
「キレイ、キレイ」
その時、狂ったような笑い声が聞こえた。門をくぐり、男が二階を見上げると、少女は欄干に上体を凭たせ、燃え広がる炎を見下ろして、狂ったように笑っている。少女の掌には、大事そうに何かが握られていた。もしや、と男は思った。
一階の縁側が激しく燃え、軒を伝って二階にも迫らんとしていた。男は煙の充満する階段を駆け上がり、少女の腕を掴んで、手を「開け」と怒鳴った。真っ黒な煙がすぐに二人を取り巻いた。男は少女を抱え、意を決して窓から飛び降りた。その腕の中で、少女は猶も笑い続けていた。
 風が吹き、炎がより一層燃え上がった。火の周りは早く、中庭で身を寄せ合っている二人の四方を、あっという間に炎が廻った。
終わりの時は迫っていた。しかし、この期に及んで男が一心に悩みぬいていたのは、肌を焦がす熱波でも、立ち込める煙でもなく、自らの完璧な数式のことであった。自分の綿密な将来設計は破綻した。すべてを一から計算し直さなくてはならない。男は不幸の入り口に立ったような絶望的な気分になった。
震える手で少女の手を開かせると、掌中にあったのは満天星の白い花であった。少女は放火魔ではない。満天星の花を摘めたことが嬉しくて、無邪気に笑っていただけなのだ。男はようやく気が付き、静かに安堵したが、絶望は拭われなかった。
うなだれる男の腕の中で、少女は猶も頭上を真一文字に指さしながら、懸命に何かを伝えようとしていた。熱で乾いた唇が微かに蠢き、「ホシ、キレイ」と呟いた。瞳の奥に歓喜の光を宿し、確かに男に呼び掛けている。
空はいよいよ暮れかかっていた。星? こんな都会に星など出ているものか。男は訝りながら、目を眇めて空を見た。
炎が目にまばゆい紅蓮の衣を幾重にも翻し、あたりは満目の地獄模様。満天星の細い幹は、その最中で、天を衝くように直立していた。繊弱な枝は、熱風に嬲られながらも、炎に隅取られ、力強く大空を抱きあげている。花は、その内に透明な炎の色を宿し、まさしく満天の星々のように煌めいていた。幹と、枝と、そして花は、一群の銀河のように幾重にも重なり、二人の頭上に垂れこめていた。
男は目に目を重ね、打たれるようにその場に居すくまった。地に這わせた掌に、冷たい満天星の幹が触れた。二人は辛うじて延焼を免れた、満天星の細い幹にしな垂れ掛かっているのだった。
少女は男に微笑みかけた。いつものような無表情な顔ではなかった。男は初めて少女と目を合わせたような気がした。
「困ったな」男は思った。叔母の期待していた「滋養と教養」など、到底自分には与えられなかった。ここに越してきて、もう何年にもなる。それなのに、自分は、ただの一度も、満天星の美しい夜空を見上げはしなかった。そして知らなかった。たとえ闇の中でも、上を見上げ、手を伸ばせば、星にも手が届くのだということを。そしてその絶望の中にある、たまゆらの世界の花笑みを。ひょっとすると、目を閉じていたまま、開いた気になっていたのは、自分だったのかもしれない。
男は少女を抱えながら、夜空を見上げた。火の粉が舞い上がり、辺りは真昼のように明るくなった。
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