ミドリムシの野望
文字数 699文字
私はミドリムシだ。
虫とは言われているが虫では無い。
どちらかと言うと植物だ。
だが、そんな分類は愚かなる人類が造ったものだ。我々は現地上、最高の進化の頂点にいる生き物なのだ。
私の名はミドリムシだ。
ええ〜、やだぁーミドリムシ〜、
気持ち悪い〜、と言ったお前!
俺達から見たら、そっちの方が気持ち悪いよ。あはは!お互い様。そんな事はどうでも良い。
私は考えていた。この水溜りでお日様を浴びて光合成をしながら。う〜ん、細胞分裂。
また増えた、一体我々は何処から来て何処へ行くのだろう。
「お父さん!」
「またか、またその言葉か。私はお前の父などでは無い。私は私だ、お前はお前だ。勝手に父にするな」
「じゃ、お母さん」
「違う!」
「オカ〜マさん」
「お母さんみたいに言うな!私は、お父さんでもお母さんでも、オナベさんでもオカマさんでも無い!あえて言えば私は私だ!解ったか!」
「そんなに責めなくても」
「お前は誰だ?!」
「通りすがりのミドリムシです」
「そうか。しかし!なんだ〜、この狭さは。
一体どんだけいるんだ!?う〜ん、細胞分裂」
「お父さん!」
「煩〜ぁい!黙れ俺の分裂野郎共!お父さんだ、お母さんだなんて言われた日にゃ俺は既に数千の子持ちだぞ〜。お前らはお前らで勝手に増えろ〜」
「はい」
「それで良し」
まったく最近のミドリムシは。
こんなんだから、いつまで経ってもこの星の主権を取れずにいるのだ。
我々は最強だ!最高なのだ!
よく聞け愚かなる人間共よ。
我は不滅なり!我々にはテロメアが無い!
つまり年を取らない。従って死なないのだ。
更に、いくらでも増え続ける事が出来る。
水と二酸化炭素と太陽の光さえ有ればな。
う〜ん、細胞分裂。
虫とは言われているが虫では無い。
どちらかと言うと植物だ。
だが、そんな分類は愚かなる人類が造ったものだ。我々は現地上、最高の進化の頂点にいる生き物なのだ。
私の名はミドリムシだ。
ええ〜、やだぁーミドリムシ〜、
気持ち悪い〜、と言ったお前!
俺達から見たら、そっちの方が気持ち悪いよ。あはは!お互い様。そんな事はどうでも良い。
私は考えていた。この水溜りでお日様を浴びて光合成をしながら。う〜ん、細胞分裂。
また増えた、一体我々は何処から来て何処へ行くのだろう。
「お父さん!」
「またか、またその言葉か。私はお前の父などでは無い。私は私だ、お前はお前だ。勝手に父にするな」
「じゃ、お母さん」
「違う!」
「オカ〜マさん」
「お母さんみたいに言うな!私は、お父さんでもお母さんでも、オナベさんでもオカマさんでも無い!あえて言えば私は私だ!解ったか!」
「そんなに責めなくても」
「お前は誰だ?!」
「通りすがりのミドリムシです」
「そうか。しかし!なんだ〜、この狭さは。
一体どんだけいるんだ!?う〜ん、細胞分裂」
「お父さん!」
「煩〜ぁい!黙れ俺の分裂野郎共!お父さんだ、お母さんだなんて言われた日にゃ俺は既に数千の子持ちだぞ〜。お前らはお前らで勝手に増えろ〜」
「はい」
「それで良し」
まったく最近のミドリムシは。
こんなんだから、いつまで経ってもこの星の主権を取れずにいるのだ。
我々は最強だ!最高なのだ!
よく聞け愚かなる人間共よ。
我は不滅なり!我々にはテロメアが無い!
つまり年を取らない。従って死なないのだ。
更に、いくらでも増え続ける事が出来る。
水と二酸化炭素と太陽の光さえ有ればな。
う〜ん、細胞分裂。