鬼屋敷ダーヴニング

[ミステリー]

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1件のファンレター

僕、成瀬川るるせは蘆屋探偵事務所の探偵・アシェラさんと温泉郷に来ていた。ここでは今、夜な夜な人々が発狂しているらしい。現地の人々はそれを地元の伝説に出てくる磐司磐三郎と磐次郎という悪鬼の祟りだと思っているみたいだけど……。

*表紙はPicrewさんでつくりました。

ファンレター

変格ミステリ×本格ミステリ

面白かったです!
るるせさんの作品はとにかく「リーダビリティ」が半端ない。一度読みだしたら、ラストまでノンストップで読める気持ち良さがあります。
こちらの作品も会話が軽妙で、読んでいて楽しかった~。でも話している内容は「祟り」「再開発」「災害」「公安」「読経」などなど不穏で刺さるワードが目白押しなのがたまらない。
ネタバレにならないよう書くのムズイのですが、相反するものの融合がお見事で、ラストは驚かされました。

返信(1)

とにかくリーダブルな作品でなければ、と思っているので、嬉しいです。「小説って面白いんだぜ?」って主調をするのにはどうしたらいいか。それって、リーダビリティも大きく関係していると思うから。
この作品に関して言えば、本来なら1万文字くらいでやる内容を2000文字に詰め込んでしまったので、圧縮に圧縮を重ねた作品になっちゃったかな、とは思うのですが、楽しめていただけたようで良かったです。
内容的には、圧縮したせいもあるけど、とにかくいろんな不穏な言葉が目白押しです(笑)。でもね、その単語たちが一点に収束するようにつくれたかな、と思います。
ありがとうございました!!