猫をさがす

[ファンタジー]

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16歳のわたしは、猫をさがしていた――

ファンレター

16歳のゆらゆら感。

ほんとうに危なそうで落ちそうな年頃。からだを意識し始めて、大人になる事を意識し始めた年頃だったなぁと自分の昔を思い出しました。あの頃、自分の周りにあったいろいろな『塀』も思い出して感情を揺さぶられました。
少年の声が変わったときは、私もどきり。不思議な物語なのに、鉄の匂いや味、からだの温もりや丸さ、茶や赤の色、そんなリアルをはっきりと感じられて、色々な角度から迫ってくる小説でした。さすがです。

返信(1)

半径さん:
お読みいただきありがとうございます!
あの年頃って、何もかも中途半端で妙にいらいらしたり、半径さんが書いてくださったように、本当に「ゆらゆら」と頼りない感じがありますよね……。
あと、なんだか「悪意」というものを知った時期だったような気もします。それはクラスメート同士の意地悪とか嫉妬とかだけでなく、この世には「悪意」というものが存在するということをはっきり意識するようになったのが、ちょうどあの頃だったんじゃないかなあと思いながら書きました。
細部の「リアルが感じられた」と書いてくださって、とっても嬉しいです(*^^*)