終着駅への分岐点

作者 んだんだ

[健康・医療]

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1件のファンレター

 今年(2023年)の夏は異常に暑く、連日、猛暑日が続きました。
 高齢者には厳しい夏で、入院前は歩いていた人でも、熱中症・脱水を契機に、廃用症候群となり亡くなられた患者さんも多かったです。
 廃用症候群になる、ならない、なっても回復する、そのポイントは何でしょう?
 臨床現場からその一端を報告します。

ファンレター

どうにか出来ないものか・・・

様々な症例を目の当たりにし感じる事が多いが,中でもコロナ罹患患者のADL低下の著しさを最近強く感じている.コロナ罹患の際は隔離対策が行われる.それまで行われていたリハビリ介入がなくなってしまう(病状と感染対策の為).ケア等で居室へ入る我々も感染上無駄に長居する事はない.勿論,居室に入った際は,その中でも最大限のコミュニケーションやケアを行う.普段ならもっと時間を掛けて観察やコミュニケーションを図るのに・・・とジレンマを抱えながらの業務であった.嚥下力低下による食事時の食ムセ,意欲の低下,下肢筋力の低下が主に見られている.昨日,勤務であったが上司の許可を確認し感染対策を取りならが患者様を車椅子乗車させデイルーム(談話をしたり食事を摂るスペース)へ誘導し気分転換を図った.「幸せな時間だった」と患者様からお言葉を頂いた.その言葉で私が逆に救われた,と感じた.
人生の終着駅直前のポイントに関与する事も多い職業である,支援の在り方について今回の投稿を通して考えさせられました

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