永遠の牢獄

作者 音野内記

[歴史]

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1件のファンレター

 江戸時代、仕立屋という商売があった。今でいう縫製業だ。
 仕立屋・井乃美屋の手代の信吉は、外注先のお松という女に確かめたいことがあった。お松の家を訪ね、訊き出そうとするのだが……。

 第1回三題噺バトルに応募するために書いた物語です。

ファンレター

さすがの作品です。

音野さん、レターを失礼いたします。「永遠の牢獄」を拝読しました。
さすがの内容と文章で、読者として、作り手として両方の面で感銘を受けました。

寂しさと愛しさとを、時代劇・妖しという舞台で見事に表現され、面白かったです。
そして特に、主役級である女性の語り口の変化などは、きちんと意識して慎重に書かないと難しいですよね。
じっくり練られているなあ、と素直に思い、我が身を反省します。

有り難うございました。

返信(1)

読んでいただいた上に感想までいただき、ありがとうございます。

今回のお題の一つが「ツンデレ」だったので、途中からお松の口調を変えてみました。
お松の後半の口調は定型的でわざとらしく感じられたのではないでしょうか。もう少し何とかなれば良かったのでしょうが、書き上がったのが締め切りギリギリだったので何ともなりませんでした。