現代詩の自殺

作者 TamTam2021

[創作論・評論]

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詩というものは本来、伸びやかですばらしいものだと思います。詩は人間そのもの、いのちそのもと言ってもよいのではないかと思います。言葉はいのちそのものだからです。振り返って、今の日本では詩というものはほとんど読まれなくなりました。そこにこの国の危機を感じます。また、空疎で難解な「現代詩」というものが詩から読者を遠ざける大きな要因となっているように思えるのです。

ファンレター

まるで謎解きゲーム

私も現代詩は難解で、いくら読んでも心に染み込まず、妄想や幻覚の世界を強制的に見せられているような違和感がありました。これが流行りで、この世界の面白さが解らないのは読み方が足りないのだと批判され、取り残されているような気持ちにさせられ、寝覚めの悪さを覚えます。これではまるで謎解きゲームです。こういう詩を好む方々には楽しいゲームなのでしょう。しかし私にはこれらの詩が良いとは思えないのです。昔ながらの心に優しく染み込む詩。時には心の琴線に触れ、思わず涙が溢れる詩が好きなのです。詩は音楽と同じだと思います。ストレートに心に響き、その人の生きる糧となる詩が本当に優れた詩なのではないかと思うのです。こういった詩は現代詩に押され気味かも知れませんが、なくならないで欲しいです。軽視されることがないよう、大切に守って行きたいなと思いました。

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