プロット

文字数 1,853文字

【プロット】
【起】
小学校5年生の元気な女の子八重山りんは、京都にある『彩桜神社』に住む祖母・タエ子に引き取られ二人のイケメンと共同生活をすることになる。
中学二年生、妖狩見習いで、いつも笑顔の黒髪イケメン刀稀(トウキ)。そしてもう一人は吸血鬼の先祖返りであるイケメン金髪で同い年のラミ。
なんと彩桜神社は呪いものを預かることで有名な神社で八重山の一族は代々そこを守っていたが、りんの中に眠る巨大な力のせいで神社の結界が割れタエ子が倒れてしまう。

結界は張り直せたがタエ子の術のおかげで人間として過ごせていたラミの封印が解かれてしまい、本物の吸血鬼のように吸血衝動が出たり日の光に弱くなってしまう。

自分のせいでタエ子が倒れ、ラミの封印も解かれてしまったことに責任を感じたりんは、祖母もしていた妖狩として修業することを決める。
りん「私、妖狩になります……。強い結界が張れて、ラミの力も封印できるくらい、強い妖狩になります」

一方トウキはタエ子からこれから悪い妖がりんの力を狙ってくると聞きりんを護ることを心に決めた。「外を出歩くときは、必ず僕と一緒に行動すること。約束だよ」



【承】
トウキとラミの通う小中一貫校である【京香学園】に転校したりん。
イケメン2人と登校してきたことで、りんは学校中の注目の的に!

同時に、放課後はトウキと共に妖狩としての修業が始まる。
初めは修業を離れて眺めていたラミだが、頑張っているりんを見ているうちに、一緒に修業を行うようになる。
トウキ「ここ数年僕が何度誘っても修業に参加したことなんてなかったのに。ふふっ、どんな風の吹き回し?」
ラミ「うっせー! 俺が強くなったら、少しはばあちゃんの負担も減らせるかなって思っただけだし!」

ある日の修業中、突然ラミは強い吸血衝動の発作に襲われ苦しみだし、助けるためにトウキが自らの腕を傷つけ血をラミに呑ませる。
ラミのために自分も血をあげようとしたりんに「りんちゃんの血は特別だからラミにどんな影響が出るか分かんないんだ。だから、何があっても絶対に血を与えないで、約束だよ?」と指切りをした。


【転】
りんが『彩桜神社』での生活にも慣れ始めたある日。
タエ子から届け物を頼まれたラミはゲームに熱中していたためそれをりんに押し付ける。
トウキとの約束があったため一人での外出を断るりんだが、今まで危ない目にあっていないこと、そしてラミの後押しもあり一人でお使いに行くことを決意する。
しかしりんが持っていった包みは届け物の包みではなく、危険な呪物が入ったものだった。間違った包みを手渡してしまったことに遅れて気付いたラミは、家を飛び出しりんを探す。

お使いの途中、りんは公園でクラスメイトの根古 良太(ねこ りょうた)が、1人でいるのを見つけ声を掛ける。
根古は女装して学校に来ているため、影口を叩かれていたがりんは好きなものを大切にしている根古と仲良くなりたいとずっと思っていた。
意気投合し盛り上がっていると、ラミが焦りながらやってくる。
ベンチに置いてあった包みをラミに渡そうと根子が触った瞬間、実は猫又の先祖返りだった根古はその呪物の力で大きな化け猫に変身し、暴走してしまう。

【結】
りんとラミは根古を元に戻そうとするが、2人にはどうすることもできない。
根古の攻撃から逃げている最中、転んで膝から血を流してしまうりん。動けなくなったりんを身を呈して守るラミだが、血を見たことで吸血衝動が出てしまう。

りん「私の血はあげちゃダメって言われてるけど……どうしよう……」
葛藤するりんだったが、目の前で苦しんでいるラミを見て血を上げることを決意。
血を一舐めしたラミは、吸血衝動も収まりりんの力のおかげでさっきより強くなるが、それでも暴走した根子には敵わない。
もっと力を得るためにラミがりんに血を求め、りんがもう一度血を差し出そうとした瞬間、トウキが二人の前に現れる。
手刀でラミの意識を失わせ、襲い掛かる根古も一瞬で倒し人間の姿に戻した。
そしてトウキは今まで見たこともない怖い顔で、りんに詰め寄る。

「オレたち、2回約束したこと覚えてる?」
りんはトウキの怒った顔に震え上がり、謝罪を繰り返す。それに満足したトウキは「もう絶対に破らないでね」と言っていつも通りの笑顔に戻るとりんの頭をなでた。

トウキが根古を妖として封印しようとするが、阻止するりん。
りんは根古に友達の証として手作りのミサンガを渡す。
しかし、そのミサンガには妖力が無意識のうちに込められていて妖狩と妖との契約を結んでしまい〆

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