保険は知人からの契約が多い→ならその知人になればいいじゃない、という話

文字数 1,187文字

 素朴に、保険とは一体誰から加入するものなのか? 実際、最初にアンケートを取ると分かる事ですが、案外多いケースというのは「親戚・知人より加入した」というものでしょう。

 大抵が「つき合いでしょうがなく加入した」とか「どうせ加入するなら知人のがいいや」という義理の部分で加入した、というケースですね。(最近ではネットで加入というケースも増えてきていますが)

「保険自体、真剣に考えコンサルを求めていた」

 と、営業側にとって理想のお客さん──当然、中にはそういう人もいるでしょうが、現実はこんな甘くありません。

「保険自体、特に問題ないや。真剣に考えるまでもない……人が持つ保険の考え方なんて」

こんなもんです。

「私は保険の必要性を分かって貰える様に頑張っている」

 はい、この様なとても立派な方もいるでしょう。これを読んでいるあなた、もしかしたらそうかもしれませんね。

 が、現実は「別にそんな事をして貰いたいなんて、これっぽっちも思ってないよ〜」という人が殆どです。必要性云々を訴える=営業にて保険契約を迫られているようで嫌だ⋯⋯こう思われてしまうのがオチでしょう。

 必死になって営業したのに、それが知人等に保険を持っていかれた──こんな経験、ないですか? 当然、コンサル力も必要ですが、自分が感じている保険に加入する動向は大きく分けて2種類であると思っています。

≪《・保険自体、本気で考えていた人
・なんとなく、保険に関心があり、心が許せる相手がいたら聞いてみようと思っていた人》≫

 あ、もう一つ付け加えるなら「この人の喜ぶ事を何かしてあげたいと思う人」ですね。

「あ、結婚して保険に入るなら、親戚のおばさんにお願いしないとね」

「保険、どうしようかなぁ。あ、そういえば友人の●●が保険屋だったなぁ。聞いてみるか」

 こんなもんです、実際。知人・友人が強いのは当然でしょうね。知らない人より、知っている人のがいいに決まってますから。

「じゃぁ、そういう知人・友人になればいい」

 ⋯⋯はい、これが自分自身の考えであり、かつ実行してきた営業の基礎部分となります。いわゆる「GNP営業」(義理・人情・プレゼントを駆使した営業)みたいなものですね。案外、外資等この営業手段をバカにしている傾向がありますが、これこそが営業の基本、誰でもできる営業手法だと自分は思っています。

 これと対比した考えとして「営業トークを徹底的に磨き、狙った獲物は逃さない!」的訪問販売系の営業をやるというものがありますが⋯⋯自分は元々センスがないですし、そんなセンスを磨きたいとも思いませんでしたし、苦労はしたくなかったので笑

 ただ、実際一言でGNP営業といっても、やり方一つにてガラっとイメージが変わってきます。

 次章においては自分が実践してきたGNP営業を具体的に書いていきますのでお楽しみに。

※もうちょい序章は続きます。
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