納豆、的幸福論

文字数 515文字

納豆 「私が考える幸福とはネギがなく、涼しいことだ。日本にはネギがあふれている。総理は私の要求に合意したがネギを無くさなかった。しかし私は寛大である。涼しさだけで許してやろう。」

納豆は10℃以下で保存するのがよいそうだ。納豆が言う涼しさとは常に10℃以下であることであった。そのためにも地球温暖化の解決をまず第一に進めるべきだと考えた納豆は世界規模にまで成長した共同体の力を駆使してその根本を無くしてしまおうとした。人間を無くそうとしたのだ。共同体の尽力により共同体以外のほとんどの人類は抹殺された。それにより多くの環境問題が解決していった。納豆は地球を救ったのである。





今日、共同体の人々は皆、幸福を感じて暮らしている。


田中 「あなたのおかげで毎日が幸せです。本当にあの時素直になって良かった。ありがとうございます。あなたこそ幸福そのものだ。」

納豆 「その通りだ。私こそ幸福へ導く者である。」


田中 「そういえばあなたには名前がありませんよね。もし良ければいい名前を思いついたのですが、いかがですか。」


納豆 「ありがたい申し出だが、実は私には名前があるのだ。」

田中 「そうなんですか!ぜひ教えてください!」




納豆 「私の名は納豆だ。」

















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