第9話

文字数 156文字

予め断っておかねばならないが、子どもにとって母親とは、他の何者とも代えがたい唯一無二の存在だ、と私は考えている。

しかしながら、周りを見回すと、そんな考えを持っている人は、もはや誰もいないのかもしれない、と思えてくる。

「母親は交換可能な存在なのだろうか。」
子どもたちを産んでからこれまで、私はずっと考え続けてきた。
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  • (1)はじめに

  • 第1話
  • (2)手から伝わる思い

  • 第2話
  • (3)限りのあるもの

  • 第3話
  • (4)ニホンヤモリと息子

  • 第4話
  • (5)公立小学校の、先生と級友たち

  • 第5話
  • (6)食べることで命をいただく、ということ

  • 第6話
  • (7)「強さ」を支えるもの

  • 第7話
  • (8)「少子化」とは何か

  • 第8話
  • (9)母親は交換可能か

  • 第9話
  • ①世の中の動向

  • 第10話
  • ②子どもにとっての、安全基地としての母親は、如何にして”誕生”するか

  • 第11話
  • ③先行事例としてのアメリカ~荒廃する家族と、大衆消費社会における装置化

  • 第12話
  • ④アメリカでの体験~妊娠・出産に対する人為的介入~

  • 第13話

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