第3話

文字数 345文字

子供もいない、キャリアも誇れるものがない。
コロナから迷走したキャリアとして、コロナ前に住んでいた国の力になれればと思い、技能実習生・特定技能1号という後進国の人材を日本の会社とマッチングして監理する会社に就職した。

おそらく良かれと思って就職したその会社の内容は2年経った今でも悩みながら働いている。
どの仕事でも面白い瞬間などあるのだがなかった。同僚も日本人がおらず、だからと言って
英語ではなく日本語で喋る。
モチベーションがなくなってしまってよく惰性で2年も続いたなと思ったがそろそろ潮時のような気がする。年齢もあって怖くて動けなかったのだ。
だが、自分の狭い世界で一度しかない人生と思うと、今のこの状態を続けてはいけない気がした。
自分に時間を投資した人生を送る方が安定よりも心が病まないのだ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み