言葉のおもさは軽くて重い

文字数 667文字

 哲学とは人間の理性に基づいて真理や原理を求めていくものであり、人によりその哲学の考え方は変わってしまう。それはなぜか?哲学とはその人が経験から作り上げた人生観だからだ。
 哲学者ソクラテスの「無知の知」を知っているだろうか。意味は自分が「無知であることを知っていること」が重要であるということだ。
?となった人はそれでいい。ソクラテスには他にも「妬みは魂の腐敗である」「指導者とは、自己を売って、正義を買ったものだ」「嘘はいつまでも続かない」などの言葉を残している。
これらの言葉に共感し理解をしている場合ソクラテスの言葉は心に突き刺さりその言葉の重さは
とても重いものになりその人にとって名言・格言となる。実際にこの言葉に共感した人たちが多いからこそ紀元前399年のソクラテスの言葉が今になっても伝えられている。
どの哲学者も言葉を用いている。どの実験をするにしても人間は器具を使いこなし細かく実験し
導き結論として出たもの結果としている。哲学者たちはどうだろうかその人の言葉の力、いわば語彙力が求められてしまう。言葉はとても不完全で不安定で限界がある。それでも伝えるため哲学者は、言葉を巧みに使い大切にする。
 言葉で全てを表現できるとは思わないでほしい。言葉だけで物を推し量ることができなように、言葉には大した能力なんてない。しかし軽はずみで口にした言葉が、相手には重く鋭い牙になっていることだってある。人格者たちは言葉を巧みに操り、言葉に行動が伴うから人格者とみんなに認められる。君はどうだろうか?君の言葉のおもさは、軽いのか、重いのか。
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