【登場人物紹介】

文字数 1,123文字



──────【風人(ふうにん)とは】──────

起源はヤマト王朝時代に誕生した。
一族は風の力を操り西の国に住んでいたとされる少数派民族。
その時代、王権の軍の力が強まる支配に貧困格差と領土を追われる民のために国と戦う反勢力を拡大し朝廷と戦ってきた。
しかし数百年前、戦争によって一族の数は衰退し、受け継がれてきた風の力も今では主人公以外里の者は全員失っている。

──────【開祖】──────

およそ数百年前に風人を作り出した始祖。
生まれながら神の力を授かり万人を救う為、戦を無くす独立の旅に出てヤマト朝廷と対立した。
自分の生涯の中でヤマトの国における【※マホロバ地方】(※現代の関西地方を指す近畿から合わせて中国、九州、四国などでされる総称の国)を守り子孫に伝え残されている。

──────【風太】──────

風人の里に住む少年。(物語の主人公)
数百年前、一族に失われた開祖と同じ力を再び持って生まれた少年。
父親は里の(おさ)であり、母は幼い頃に他界。
素直で真っ直ぐな好奇心旺盛である。


──────【風馬】──────

風太と勇真の義兄。

生まれが土地の有力権利を持つ豪族の子息になり
幼い頃、実の父が地方の侵略に民の虐殺を繰り返し犯した大罪で桜花に討伐された。
その後 桜の懇願によって幼い死罪を逃れ
養子として里に迎え入れられた血の繋がらない青年。
夫妻の恩に報いるため、最も危険な【裏影(うらかげ)】と呼ばれる重大な里の任務を引き受けている。
とても誠実で家族思いな兄である。

──────【勇真】──────

風馬や風太の弟。
授乳離れしてすぐに母(桜)が他界してしまった。まだ幼く二人の兄達によく面倒をみてもらい
わがままや甘えん坊なところがある。

──────【桜花】──────

風人21代目長。(風太の父)
朝廷の支配に反し自身の代で築いた国から独立する同盟を結んだ連合国と軍から地方への侵攻を阻止する討伐軍として連合組織をまとめる。
風人や裏影といった援助支援に率先し民のために朝廷と戦い他国からの信頼があつい。
風馬を気にかけたり風太や勇真、育児に至っては家では優しい父親である。

──────【桜】──────

桜花の最愛の妻であり風太の母。
風太が5歳の時に不慮の事故で他界した。
血の繋がらない風馬に対しても慈母のように子供達へ愛情を注ぎ、夫を支えてきた良妻。

──────【天醍(てんだい)】──────

風人先代長。
数百年に及ぶ国との戦争で衰退してきた一族の繁栄に力を入れた。
桜花の代まで戦を廃止し、先祖より守られてきたマホロバの地、風人の里と神々との均衡を保つ環境を整備してきた。
その為に時に冷酷な考えを放つ一面も見られるが、自らの手で土地の再興を成した偉業あっての優しさと厳しさを持ち合わせる人物である。

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