第1話

文字数 868文字

俺の名は鈴木、なんと地道な努力で金を貯金し念願のヘリコプターを買った。
赤褐色に澄んでいるのと白のボーダー柄がついているのが特徴だ。
なぜかって?ヘリポート猫のおかげさ。



「ここですねー、スズキさーん」
と日本訛りの外国人さんが紹介してくれたヘリポートだった。
そこは三キロ近付くと森に行けるほど近かった。
そして野原で誰もいない。最高だ。
「ここと、こっちです」
と外国人に紹介されたのがもう一つの所。
そうちょっと高所、都市部。
あまり好きではない、高所恐怖症ではないが人混みがあるこの都市部のヘリポートがどうなのだろうかと思った。
「どっちにーしますか⤵?」
悩みながら帰っていった。
都市部のほうが夕日も見えるしいいかもなと。
「どうしよかっなあ」
さっきの森のヘリポートへ行った。
「どうも、お客様」
「あんた、猫!?」
なぜか喋っている。
「はい、こちらのほうが宜しい」
「森のほうが!?」
よく分からなかった。猫がしゃべっているって一大事だぞ、森のほうがいいって?
「どういうことですか?」
「この森の猫ですから」
と言い去って行ってしまった。



「ウーン、あんなこと言ってたけどどうする?」
森の猫から言われた通りにするか?と頭に疑問を抱いた。
「森のほうへするか」
そして翌日。
「森のほうですかー、都市部のほうがいいですけどわかり⤵ました⤴」
と訛りの日本語にも疑問だが契約書に書いてヘリポートを購入した。
「では私はこれで」
と去っていった。
「おうおう!こっちだ!」
すると赤褐色に白のボーダー柄のヘリポート、おっちゃんが乗って森のヘリポートへ届けに来てくれた。
「鈴木さんかい?はいよ」
「あざっす」
そして乗った。
風は南風だ、少し強いが気にしなくヘリコプターの運転を進める。
「おけおけ」
そして離着。
「あっ!」
ヘリコプターから降りて森を見つめるとヘリポート猫が、
「そちらを選んだのね、私の言う通りだったわ」
その猫はそう喋り消えた。キラキラと輝くルビーが。
「なんだこれ、」
指示を従ったからか?今でもよく分からなかったがルビーを貰ったため思い出に残った。
あのヘリポート猫は一体・・・・。
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