君の知らないところで、君について話そうと思う。
最初に、君に謝らなければならない。これから私は、君について話すつもりなんだけど、君には、あまり聞かれたくないから、君の知らないところで話そうと思う。
「何故、そんなことを?」君はそう言うだろう。君は裏表の無い人だから、思ったことは口にするし、そうでなければ、沈黙する。私みたいに、卑怯な方法で自分の考えを展開することはないのだ。
ああ、そんな風に言うと、陰口を叩くつもりなのかと思われるかもしれないけれど、そうではないから安心してほしい。
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連載中 全1話
2024年04月05日 22:16 更新
登場人物
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