ターコイズブルーの罰

[ミステリー]

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みちこのパソコンがおかしな変換をはじめた。
「異常な死」「ちい紗奈」「み血こ」
 紗奈はもう会社に来ない。わけを知っているのはみちこだけだ。
 あの晩から眠れないみちこは自分に言い聞かせる。悪いのは紗奈、あれは、罰。私の指紋が紗奈の部屋にあるのは、遊びに行ったことがあるから。私は、なにもしていない。会社ではふわふわといい加減な仕事をし、一緒にライブハウスに出演してもみちこの曲は練習してこない紗奈。我慢してきたけれど、こればかりは許せなかった。
 今夜のライブに、もちろん紗奈は来ない。ひとりで充実のステージをこなしたみちこを呼び止める声。
「実は見てたんだ」
 私はもう、これで終わりなのかな。

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小説情報

ターコイズブルーの罰

穂音いづみ  hononizumi

執筆状況
完結
エピソード
11話
種類
一般小説
ジャンル
ミステリー
タグ
#ミステリー風味, #心理模様, #短編2万字
総文字数
20,923文字
公開日
2023年09月27日 17:21
最終更新日
2023年10月15日 22:11
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