ターコイズブルーの罰
みちこのパソコンがおかしな変換をはじめた。
「異常な死」「ちい紗奈」「み血こ」
紗奈はもう会社に来ない。わけを知っているのはみちこだけだ。
あの晩から眠れないみちこは自分に言い聞かせる。悪いのは紗奈、あれは、罰。私の指紋が紗奈の部屋にあるのは、遊びに行ったことがあるから。私は、なにもしていない。会社ではふわふわといい加減な仕事をし、一緒にライブハウスに出演してもみちこの曲は練習してこない紗奈。我慢してきたけれど、こればかりは許せなかった。
今夜のライブに、もちろん紗奈は来ない。ひとりで充実のステージをこなしたみちこを呼び止める声。
「実は見てたんだ」
私はもう、これで終わりなのかな。
目次
完結 全11話
2023年10月15日 22:11 更新
登場人物
登場人物が未設定です
ファンレター
ファンレターはありません
小説情報
ターコイズブルーの罰
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 11話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- ミステリー
- タグ
- #ミステリー風味, #心理模様, #短編2万字
- 総文字数
- 20,923文字
- 公開日
- 2023年09月27日 17:21
- 最終更新日
- 2023年10月15日 22:11
- ファンレター数
- 0