コロナ禍、貧困、格差、性差別、誹謗中傷、イジメ、暴力、弱き者たちはもう神を待つしかないの？…社会の闇を辿る。
第一話　湖畔に影向を待つ
　母子家庭で子供食堂に通い出した小学生の女子、コロナ禍で一日の糧を求めにやって来る子供たち。その子供食堂はコロナで息子を失くした母親が運営する。
　貧しい子供たちは、生き甲斐を失くした母親は神に何を頼むのか？
第二話　お化粧地蔵、見隠す
　コロナ禍で職を失い闇金に手を出し性被害に苦しむ若い女性たち。「お化粧地蔵」は江戸の昔より性を商売にせざるを得ない女性たちのために在る。
　傷つく女性たちは何を仏に願う？　時空を超える永遠の物語。
第三話　鳥が霊を運ぶ、鳴り響く海　
　佐渡島でトキを間近に見て育った姉妹。二人はそれぞれの人生を歩み始めるが、突然妹が自殺してしまう。自殺の原因を知った姉は妹の無念を晴らそうとする。
　姉はある決意を持って神に願う。

一日の糧が給食だけの子供たち、
金欠から闇金に追い込まれて売春させられる女子 、
霊感宗教に騙されて性被害に遭い自殺するJD、
社会の闇、女性の闇を辿るー