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【壊月彗星が廻る第1章おさらい・補足③】7つの戒め

第1章第2話より抜粋


①『己が運命に絶望し嘆き悲しんではならない』
 神を信じれば必ずや貴方を慈しみお導きくださるでしょう。


②『己が身を虚実で取り繕ってはならない』
 神は貴方を唯一無二の存在としてお創りになり愛しておられるのです。


③『他人に憤り怒ってはならない』
 神は貴方の平穏な魂を天の国へお迎えくださるでしょう。


④『他人を羨み妬んではならない』
 神は他人を愛し尊ぶ温かな心を至上とし悦んでくださいます。


⑤『他人を情欲の儘ままに支配してはならない』
 神は他人の尊厳を重んじる者を天の国へお招きになります。


⑥『他人の心身を侵害してはならない』
 神は我々がともに手を取り合い生きることを望んでおられるのです。


⑦『他人の生きる糧を欲し奪ってはならない』
 神に祈りを捧げれば必ずや施しをお与えくださるでしょう。


以上が、預言者グレーダンが厄災をもたらす悪魔を二度と顕現させないよう、大陸の民と交わした誓約になります。

ただし、神がどうのこうのというのは後々グレーダン教が新興した際に信仰心を集めるため付け加えられていったもので、グレーダン自身が唱えたものではありません。


また裏を返せば、これらの戒めに大きく背いてしまった場合、悪魔を呼び寄せてしまう虞があるということになります。

なお①~⑦で順番や序列といった意味合いは特にありません。
物語ではこれらの悪徳に背いたことで悪魔が顕現しているということになってきますが、必ずしも①~⑦の順に顕現するわけではないです。


ちなみに、こういう概念だと「七つの大罪」を思い浮かべられるかもしれませんが、似ているようで少しずらしています(メジャーな作品と被るので)。
この辺に関しては、もう少し物語が進んでから改めてノートを作成したいと思っています。

2024年 01月10日 (水) 12:46|コメント(0)

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