セリフ詳細

自然科学教育(生物学史)

2月2日(水曜)

東京下谷 上野恩賜公園


 私が中学生の時からお世話になっている国立科学博物館において、自然科学の考え方を社会に伝達する「科学コミュニケーション」講座が開かれ、私も出席させて頂きました!


 文科系の生徒にも、理科が好きな人は少なくないが、中学以降、難解で実用性に乏しい暗記教科のように捉えられてしまう傾向がある。

自然科学の可能性と限界を認識し、精神的にも豊かな生活を実現するため、異分野の人々と科学リテラシー(使える知識)を共有する双方向コミュニケーションの促進が求められる。


 そうした科学教育の具体例は、生涯学習など色々あるが、三つのモデルに分けられる。


欠如モデル 自然科学研究者(専門家)が一般人に教える一方通行の科学教育で、展示解説などが含まれる。


対話モデル 双方向のコミュニケーションで科学文化に触れるイベント、「サイエンスカフェ」や「科学の祭典」などが挙げられる。


参画モデル 一般人が科学的なテーマについて思考・判断・行動する、市民科学やサイエンスショップなど。

特に交通事故・遺伝子組み換え・原子力発電・伝染病・副作用など、科学者だけでは決められない議題に対して、自ら考えて判断する「リスクコミュニケーション」が重要!

リスクは確率であり、どの程度のリスクなら許容できるか、どこまで安全性を高めれば安心できるか、これには科学的な「唯一の正解」を導くのが難しく、市民の世論によって決まる。

リスク判断に関して、自然科学の限界(科学技術万能神話の否定)を認識し、決定に至るプロセスを重視。


 自然科学への「好き」よりも深い「関心」を持って頂く事が、科学教育の大切な目的。

参加者のニーズを把握する。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:2021(令和三)年度

作者名:スライダーの会  slider

62|科学|連載中|44話|274,160文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。