セリフ詳細

「小説家は小説を書くのが仕事」

「面白い物語を書いていれば、売るのは出版社の仕事」

めちゃくちゃ正しいことです。


もっと細分化して言えば、出版社の中では、かつては

「編集者は面白い物語を書いてもらうのが仕事」で、

「売るのは、営業部(販売部や宣伝部)の仕事」だと思われていました。


ですが、今の編集者は、売るために書店を回り、書店員さんにPRをし、POPや拡材を自分たちでも作り、SNSで布教活動をし、メディア化に向けて動き…と業務は拡大の一方です。それが嫌だ、というわけではなく、そういう時代になった、というだけですが。


もちろん、作家さんが「何もしなくても読者に届く傑作を書く」ことも間違いはなく正しい。

ですが、僕は「明らかに傑作なのに、上手く読者に届けられなかった作品」をたくさん見てきただけに、編集者として自分にできることを考え続けています。


「面白かったら作家さんのおかげ、面白くなかったら(売れなかったら)出版社のせい」

これは僕の編集の師匠の台詞で、今でも編集者としての座右の銘ですが…


この時代には、作家さんのお力を販促活動にお借りできるとありがたいのも現実です。

だからこそ、皆さんがお話しされている、「人付き合い」「人間関係」というのも、まずは、作家さんと編集者との間の信頼関係が築けるかどうか、が第一歩ですよね。

作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)

エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #2-1

作者名:講談社タイガ公式  kodansha_taiga

228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字

【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス

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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」

現在第二部も終了いたしました。

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■参加者
司会:作家 至道流星

講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長

リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様

■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。

「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。

*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。

座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。

リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html

*こちらの座談会は開催当時の紹介です