セリフ詳細

教育演習(共生科学部佐々木教授)

星槎大学院


 今宵は国際政治学に必要な、正しき情報の扱い方を学びました。


 虚報(フェイクニュース)の起源は、古代ローマ文明にまで(さかのぼ)るそうです。19世紀プロイセン王国・ドイツ帝国ビスマルク首相によると、人間が最も妄語を騙ってしまうのは、

・狩りの後(獲物を大きく見せたがる)

・戦争の最中(戦果の誇示)

・選挙の前(当選するために偽りの約束)

こういう時のようです。


 言論の自由は大切ですが、近年は極端な陰謀論などが横行しております。インターネットで同じような極論ばかりを聴き続けてしまう「フィルターバブル・エコーチェンバー」という状態が、いわゆるインフォデミックを引き起こしています。


 「信じるか否か」が政治を左右するpost真実の時代において、大切なのは新聞教育です。社説が正反対の新聞を読み比べるような経験を通して、何が事実か見極める眼を養いたいですね。子供だけでなく、私達大人も!


 ありがとう御座いました、敬礼。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:2021(令和三)年度

作者名:スライダーの会  slider

62|科学|連載中|44話|274,160文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

97,740 views

 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。