セリフ詳細

今日はバレーだと分かった瞬間、先生、お腹痛いですって言ってお腹を押さえながら保健室に行ったわ

作品タイトル:黛薫子は今日もクズ。

エピソード名:そんなわけで、もはやこれがいつもの日常風景

作者名:南雲あや  nakumoaya

14|学園・青春|完結|6話|8,223文字

学園, ぼっち, クズ, ラノベ, きゃらふと大賞

68,330 views

ぼっちな俺に、はじめての彼女が出来た。

ぱっちりと大きい二重の黒目
さらさらと揺れる黒髪のロングヘア
ぷっくりとした小さな唇
スリムだけれど、程よいやわらかな肉付き
誰もが憧れる容姿を持つ近寄りがたい雰囲気、そんな女。
彼女は学校一の美少女。

彼女の名前は黛 薫子という。

「私が彼女になってあげる」

そう言われて俺は彼女のものとなった。

けれど、彼女は、女子力もなくて、毒舌で、バカで、ゲーム好きで、自分が大好きなクズだった。
そこがかわいいと思ってしまう俺であった。どうしようもない。


第1回きゃらふと大賞で佳作いただきました