セリフ詳細

 ラスター型データは、方眼紙のような等間隔の格子網に、画素(ピクセル)という等積正方形を配置した図形データである。簡単に言えば、地理情報を持った画像データ(ビットマップ)である。例えば、スキャナーやダウンロードで入手した「地図.PNG」や「空中写真.JPEG」のような画像ファイルは、地理情報を画像で表現したラスター型データである。GIS以外でも日常的に利用されている、単純なデータ構造であるため、高速に描画表示する事ができる。しかし、画素の面積が固定されているので、拡大・縮小に適しておらず、特に拡大し過ぎると、正方形のモザイク模様にしか見えなくなる。対処法としては、画面に表示される画素を増やす(解像度を上げる)事で、より細密に描画できるようになるが、解像度の2乗に比例してデータ容量が増大する。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:自然環境調査法 地理空間情報科学

作者名:スライダーの会  slider

62|科学|連載中|44話|274,160文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。