セリフ詳細

4枚目の写真は、追手門から天守閣に向かう途中の石垣の写真なんじゃ。

実はこれが前のページでわしが語っとる「雨対策として長押(なげし)型水切りが設けてあってじゃの。これがまた見ごたえ十分なんよ。さらに野面(のづら)積みの石垣が野趣あふるる雰囲気を醸し出してあって」という箇所にあたるいうわけなんよ。


野面積みは江戸時代に流行ったものより、ちと前のもので、登られやすい弱点があるものの、水はけがいいので、多雨な高知にはあっとるいうことになるんじゃ。


また、真ん中のでっぱっとるところが、長押型水切りで、いまでいう雨どいのような役割をはたしとるいう感じなんじゃ。ここまで大規模な長押型水切りがのこっとるんは、高知城ぐらいのもんじゃろうて。

作品タイトル:【乱入自由】今岡英二の「食べ歩き万歳!」

エピソード名:31話② ランチもいける、高知の居酒屋「酒亭どんこ」

作者名:今岡英二  eijivocal23

2883|その他|連載中|708話|755,716文字

食レポ, 食通, グルメ, 食べ歩き, コント, 乱入, 美食

4,007,567 views

食通としても知られた、文豪・池波正太郎先生はその著書の中で「男の人生というものは、毎日確実に死に向かって歩むことだ。なればこそ今日という一日が大切。今日が最期の覚悟で、日々の酒を飲み、飯を食え」といわれています。
一方で、洒脱にも「てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでもあったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ」とも。

かくの如き、名言を残せるかはさておき、わしも食レポなるものを徒然なるままにしてみんと欲す。


というわけで、どなたでも「乱入自由」、天衣無縫の食レポが、いまここに──開演!

※表紙画像は漫画家の慧亮来さん(https://twitter.com/Kei_AkiraHazime)に描いていただきました!