セリフ詳細

【この批判もまた、ロックが、フィルマーの思想に、人間が神への義務をはたす可能性を閉ざす危険性をみたことを示すものであった。君主権力にただ隷従するだけの人間は、神があたえた「自分自身の義務を発見するのに十分な光」である理性を用いて神への義務を自ら認識し、実践する自発性や主体性を発揮する道を奪われてしまうからである】[加藤:P86]

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:13 ロック『統治二論』(1)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

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「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。