セリフ詳細

女子はみんな怖くて、夜中にトイレに1人でいけないから、何人かで一緒に行ったそうだ。
だけど、たまたまその霊感の強い女の子は1人で トイレに行った。

トイレに入った時から、すでに何かオカシイと感じたらしい。
用を済ました後、ふと、物干し場を見ると、白いシーツが干してあったそうだ。

でも、よく見るとシーツの上の方に顔が見えるんだ。

その顔は女の子の顔をじっと見つめていたそうだ。

無表情でね。

で、ここからは恐怖のあまり、断片的にしか覚えていないらしい。

気がつくと、顔は消えていて、シーツのようなものは風でヒラヒラしていたそうだ。

何かの見間違いだと思った瞬間、シーツがガラスをすり抜けて、廊下の中で舞ったらしい。

シーツが、自殺した女の子の服なのかはよく分からなかった。

でも、ある部屋に入って行ってしまった。

霊感の強い女の子は、「あっ」と思って、後を追いかけた。

その部屋のドアを開けると、なんと、女の子が部屋のまん中で首をつっていたそうだ。

他の女子が寝ている真ん中でね。
電気のスイッチを押しても明かりはつかない。

みんな起きてって叫んでもまったく目を覚まさない。

気がつくと、再びシーツのようなものがガラスをすり抜けて、外へ行ってしまった。

その霊感の強い子はその場で気を失って、次の朝、その部屋の女子に起こされた。

作品タイトル:犯人推理ノベル「消火栓」

エピソード名:8話 プライベートタイム! その2

作者名:そーすけ。  sousuke

131|ミステリー|完結|56話|103,936文字

ミステリー, サスペンス, 謎解き, トリック, 学園, 恋愛, 青春, 高校, 消火栓, 犯人

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バスケ部の高校生たちが主役の青春ミステリー!
山奥にある全寮制の学校が舞台。夏休みを利用したバスケ部の合宿中に事件は起きる!

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事件編、解決編、のうち事件編を公開中です。


【消火栓のストーリー】
山奥にある岡山高原高校のバスケ部の夏合宿
3日間の物語です。
話が進むに連れて楽しいはずの合宿が、恐ろしい合宿へと変貌していきます。
事件の解明に向けて奮闘し、時には友達を疑うミステリー風の物語です。


連絡先
http://www.imt.co.jp/support/
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