セリフ詳細

三人寄れば文殊の知恵と申しますが、三人どころではないこの座談会形式では文殊を上回る知恵が湧いてきますな。自分の言い出したクッキング動画・食レポも好評なようでなによりです。ちなみにネタばれすると、クッキング動画・食レポは、実は私の職場がWEB社内報の一環でやっていて、いまやキラーコンテンツになっているところからの発案です。やっててよかった、自分の仕事(笑)


>「講談社タイガVS新潮文庫nex」

こういう垣根を超えた企画というのは、正直、それだけでワクワクしますな。逆をいえば、それだけの準備が必要ということでしょう。同じ系列でも会社が違うと、話をもっていくだけでもかなり労力が必要となりますので、そもそも系列が違えばそれはなおさらでしょう。こういう時、間に入った作家とかが動くと、意外とスムーズに話が動いたりしますが。

昔、小さな話ではありますが、私がある企画を雑誌・新聞・単行本で同時に売り込んだ際、中堅どころの出版社で使用した描きおろしイラストを、某スポーツ新聞社が使用したいと言ったため、私が出版社に話を通して、許可をもらい、結果的に雑誌・新聞と同じイラストが起用されるということがありました。雑誌・新聞社とも同じイラストを使えるので、容易にコラボができるうえ、同じイラストなので比較低予算ですすめることができ、描きおろし契約だったイラストレーターも本来なら一社分だったギャラが1.5倍程度に増え、誰もがWIN-WINとなったということがありました。ふと思ったのは、こういう橋渡しがスムーズにできれば、割と双方、ないしは参加者も巻き込んでの三方よしの企画はいろいろと生まれそうな気がします。


>クッキング動画や食レポ

たしかに星崎さんがいわれているように、食にこだわらなければいろいろできそうな気がします。たとえば作品の中に登場する地名やモデルとなった場所の、名所探訪レポなんかもありかもしれません。私は作品を書くとき、なるべくリアリティを出せるよう、行けるところはなるべく自らの足で訪れるようにしています。さすがに現在連載中の「Dr.ニコルの検死FILE」「大宋退魔伝」の舞台であるイギリス・ロンドンや中国・杭州は訪れていませんが(笑)、「左近ちゃん 見参!」の舞台である近江などは実際に足を運び、モデルとなった茶屋も訪れ、その名物も資料として写真に収めているので、そのまま食レポにも、名所探訪レポにも使用できます。またこれは現在まだプロット段階のものなのですが、深夜の池袋が舞台の一つであるため、その時間帯にタクシーでいき、わざわざ写真に収めるという愚行もしています。根が凝り性なので、周囲からは半ばあきれられていますが、こういう資料の流用でもけっこう行けそうな気がしますね。ラブホテルの内装・設備を調べるために一人で行った時は、さすがに店員の目が痛かったですし、この資料はさすがに使えそうにないですが(苦笑)



「左近ちゃん 見参!(完結)」

「Dr.ニコルの検死FILE(連載中)」

「大宋退魔伝(連載中)」

作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)

エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #2-2

作者名:講談社タイガ公式  kodansha_taiga

228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字

【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス

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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」

現在第二部も終了いたしました。

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■参加者
司会:作家 至道流星

講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長

リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様

■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。

「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。

*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。

座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。

リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html

*こちらの座談会は開催当時の紹介です