セリフ詳細
琉球諸島の珊瑚礁を研究し、日本自然保護協会の活動に取り組む安部真理子氏(理学博士)は、大浦湾の自然環境と、辺野古の基地建設に関する諸問題を発信されている。大浦湾の生物多様性は世界レベルであり、20km2に5300種(うち絶滅危惧種262種)の海洋生物が棲息し、辺野古には沖縄島最大の海草藻場が広がる。その湿地は、ラムサール条約の基準を満たす潜在候補地でもある。珊瑚の周辺には、脆弱な自然の中に豊かな生物多様性を育む珊瑚礁生態系が形成される。近年、異常な海水温に起因する白化現象、増加した二酸化炭素が海水に溶け込む海洋酸性化など、珊瑚礁は様々な危機に直面している。特に辺野古の埋め立ては、珊瑚礁の環境に甚大な影響を及ぼす。
作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会
エピソード名:琉球諸島 沖縄の生態に着目した比較交流地誌
★56|科学|連載中|41話|263,950文字
短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結
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東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。
やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。
現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。
【詳細】
地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。
主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。