セリフ詳細

ロックの場合も、あくまで理論的には、国王か、議会か、とかいうのは根本的な問題ではなく、後で詳しく見ていくが、法に基づく固有権(プロパティ)の保全の方が肝心、ということになっている。

が、『統治二論』を見る限り、一者支配にはネガティブだったと思われる。

このへんが、あくまで印象的にはね、ホッブズとは真逆であり、現代の民主主義的観点からするとね、ホッブズよりもロックの方が好かれる所以となるのだろう

作品タイトル:「市民社会」と「公共性」あるいは「国家」とは何か?

エピソード名:13 ロック『統治二論』(1)

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

51|社会・思想|連載中|25話|58,896文字

市民社会, 公共性, 社会哲学, 哲学, 思想, 社会学, 政治, 民主主義, 国家

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「市民社会」と「公共性」、及び「国家」について学説を整理しながら考えていきます。