セリフ詳細

イエス様は、聖霊様によって身籠ったマリアから人間として生まれた。この前話した通り、神の子であるイエス様は神様、それも完全に神様で完全に人間なの。ギリシア神話に出てくるような半神半人の英雄とは違う。イエス様は弱い人間の肉体を持って、神様でありながら人間として生きられた。そして、地上で神様の教えを説いて、人々の病を癒した。けれど、それを憎んだ当時のユダヤ教の権力者の陰謀で、ローマ帝国に処刑されてしまった。でもそれは神様の計画で、イエス様が十字架で殺されることによって、全人類の罪が贖われ、イエス様を信じるだけで誰でも救われるようになった。だからイエス様は救世主。それで、本来処刑道具だった十字架が、救いの象徴になったの。

作品タイトル:天の国の猛騎兵(ハッカペル)

エピソード名:歴史と教義

作者名:ho_poneros

149|学園・青春|連載中|20話|81,609文字

キリスト教, 聖書, 学園神学コメディ

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『信じ方が違うのに、信じる相手は同じ神!?』

 キリスト教主義を掲げる嗣業学園高等学校。そこに通う水野陽太は、クラスに馴染めず、鬱々とした日々を過ごしている。そんなある日、聖書科の授業方針に異を唱えたサイッコラ愛花。

 愛花は、嗣業高校の聖書教育は聖書をフィクション扱いしているとして批判し、聖書は神の霊感によって書かれた、誤りなき言葉であると断言する。陽太は、愛華が勝手に掲げた「嗣業リバイバル」に巻き込まれる。

 愛花の考えに反対するキリスト教徒の生徒、ある事情があり教会から離れてしまった生徒との出会いを経て、陽太はキリスト教の世界により深く引きずり込まれることになる。一方愛花は、神の愛を証明しようと、次々と「奇跡」を起こして見せる。噂は広がり、愛花の「奇跡」を解明しようとするオカルトオタクの生徒まで現れ……。(332文字)

※作中の登場人物の言動は、特定の教派の信仰的立場を代表するものではありません。また、作者の思想を代弁するものでもありません。