セリフ詳細

自分で頑張れたら、イエス様の十字架は必要なかったと思う。私達は自分の努力では正しくなれないからこそ、十字架の贖いが必要だったと思う。十字架で贖われたから、イエス様を信じれば罪の奴隷じゃなくて神様の子になれる。そしてクリスチャンの中には聖霊様が住んでくださって、私たちを、栄光から栄光へとキリストの形へ作り変えてくださる。神様の恵みは一方的なもの。努力するから救われるんじゃなくて、救われたから行いも変えられていく。人間の努力の入り込む余地なんてない。ただ救いを受け取るだけ。私はそう思う。

作品タイトル:天の国の猛騎兵(ハッカペル)

エピソード名:呼び集められた群れ

作者名:ho_poneros

149|学園・青春|連載中|20話|81,609文字

キリスト教, 聖書, 学園神学コメディ

365,767 views

『信じ方が違うのに、信じる相手は同じ神!?』

 キリスト教主義を掲げる嗣業学園高等学校。そこに通う水野陽太は、クラスに馴染めず、鬱々とした日々を過ごしている。そんなある日、聖書科の授業方針に異を唱えたサイッコラ愛花。

 愛花は、嗣業高校の聖書教育は聖書をフィクション扱いしているとして批判し、聖書は神の霊感によって書かれた、誤りなき言葉であると断言する。陽太は、愛華が勝手に掲げた「嗣業リバイバル」に巻き込まれる。

 愛花の考えに反対するキリスト教徒の生徒、ある事情があり教会から離れてしまった生徒との出会いを経て、陽太はキリスト教の世界により深く引きずり込まれることになる。一方愛花は、神の愛を証明しようと、次々と「奇跡」を起こして見せる。噂は広がり、愛花の「奇跡」を解明しようとするオカルトオタクの生徒まで現れ……。(332文字)

※作中の登場人物の言動は、特定の教派の信仰的立場を代表するものではありません。また、作者の思想を代弁するものでもありません。