セリフ詳細

ブラフマンとは、この世界をこのように生み出し続けている〈はたらき〉のことだ。

ただし、ここで注意が必要なのは、ブラフマンは実体ではない、ということ。

実体ではなく、〈はたらき〉。

このブラフマンは、一応、「神」だとされる。神。

ここで、頭の中が西洋にかぶれちゃってる人たちは、一瞬にして、つまづく。

なぜなら、「神」とは実在するものだと、そのように(西洋では)位置づけられてる概念だからさ。

実在しない「神」、存在しない「神」なんて、そもそも「神」と言えるのかい? @西洋では。

作品タイトル:西田幾多郎を読む

エピソード名:『善の研究』を読む②

作者名:千夜一夜読書人  nomadologie

19|社会・思想|連載中|9話|32,364文字

哲学, 西田幾多郎, 善の研究

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哲学者・西田幾多郎の著作を順番に読み進めていきます。