白くなったあの子
保育園にいく弟、お仕事に行くお母さんとお父さん。七歳だったなつきはいつも、一人ぼっちで夏休みを過ごしていた。団地の中でダラダラと過ごすなつやすみは、なつきにとって、とても重たく感じ、自由に動くこともできなかった。
そんな日々が、ミイ姉ちゃんとの出会いで一変する。
ミイ姉ちゃんは、なつきが初めて出会った「なつやすみ」の中を自由自在に泳ぎ回れる女の子だった。
そしてなつきには、ミイ姉ちゃんには色がついているように見えていて……。
なつきとミイ姉ちゃんの夏休み。少しずつ、ミイ姉ちゃんの過去が明かされていく。
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