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[学園・青春]
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塾の帰り道はいつも工事中。迂回路を通り湾岸の風を受けながら、私は花音と少しおしゃべりする。 受験のこととか男子の悪口とか。 (登場人物欄、作成しました。本編に出てこない無駄設定あり)
桐乃桐子
裕福な家の子も、厳しい環境で育つ子も、進路について悩みを抱えるのはきっと同じで。夜の埋立地で途方に暮れる少女たち、というシチュエーションになんだかグッときました。 受験だけでなく、友だち関係や恋愛など、この年頃は本当に、次から次へと悩みが尽きませんよね。 その一方で、同級生のだれとだれが付き合っているとか、自分とは直接関係ないはずの他人の恋バナにきゃあきゃあと一喜一憂したり。この二人の少女たちの姿が微笑ましく、ドキドキしたり、ちょっぴり切なかったりで、とくに恵里衣さんにはひそかに共感を覚 ... 続きを見る
返信(1)
村山 健壱
佐久田さん、こんにちは。 「迂回路は夜の10時」を拝読しました。設定、確かにタワマンである必要が……でしたが、 「工事中」の場面が開発途上のエリアを思わせ、それが高校生の状況にもマッチした素敵なお話だったと思います。 微百合、大人場面も微笑ましいですね。 登場人物欄の設定にむしろ関心を示してしまいますが、この受験勝ち組的家族だからこそのタワマン、 そう考えると納得がいきますね。この子たち、都立ではなく、二番手私立や私大附属に行けそうですが…… 国立大学目指せっ! ってことですね。 ... 続きを見る
南ノ三奈乃
「工事中。迂回路を通って帰る」という何気ない冒頭の言葉が印象的で、この作品全体のメタファーになっている気がします。 花音ちゃんと恵里衣ちゃん、高校生の女の子同士の友情、将来の悩み。そして思春期らしい出来事が起こり、それを目撃したことが二人の心と身体にそれぞれ違った波紋を広げて…… 大人になってから思うと、この時期って心も体も成長途中だから隙だらけなんですよね。でも、本人はあまり意識していないという、この年齢特有の心と身体のちょっと危ういバランスが冒頭の言葉に象徴されている気がしました。 高 ... 続きを見る