SF ロング・ロング・ラブストーリーズ 4度目のさようなら

ロング・ロング・ラブストーリーズ 4度目のさようなら
Time paradox that had occurred during the 172 years...... 

昭和38年の春、高校1年生の少女が林
の中で、突然神隠しに遭った。現場には、
血塗れとなった男の死体が残され、偶然
その場に、少女と幼馴染だった少年が居
合わせる。そして男は死に際に、少年へ
ひとつの願いを言い残すのだった。
20年後必ず、同じ日、同じ時刻にここ
へ戻ってくること。そんな約束によって、
36歳となった彼は現場を訪れ、驚きの
現実に直面する。なんと消え去った時の
まま、少女が彼の前に姿を見せた。20
年という月日を無視して、彼女はまさに
あの頃のままだ。そしてさらに、そんな
驚愕の現実は、彼本人にも容赦ないまま
降りかかるのだ。終戦前、昭和20年へ
と時をさかのぼり、そこから平成29年
という長きに亘り、運命の糸は見事なま
でに絡み合う。
そうしてついには100年後の世界へと、
運命の結末は託されるのだ。
172年間にわたって、時に翻弄され続
けた男と女の物語。

タイムパラドックス(time paradox)とは、時をさかのぼり過去の出来事を変化させた結果、因果律に矛盾をきたすことである。

パラドックス(paradox)とは、ギリシャ語で「矛盾」「逆説」などを意味する言葉であり、
因果律とは、一切のものは何らかの原因から生じた結果であり、原因がなくては何ものも生じないという法則を指す。


この小説は以前(2018〜2019)、「タイムパラドックス 4度目のさようなら」として小説サイトに投稿し、完結していた作品の加筆作となります。

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