戦場の絶対正義
アメリカのベトナム撤退から二年。かつてベトナム戦争従軍中に起きた出来事によって、心の内に深いトラウマを抱えたアメリカ陸軍大尉のウィリアム・R・カークスは特殊部隊「ゴースト」に所属し、七人の部下を率いて、世界各国で特殊作戦の現場指揮を取っていた。
そんなウィリアムが率いる「ゴースト」に与えられた次の任務は南ベトナム解放民族戦線が支配するカンボジア・南ベトナム国境地帯に潜入し、ソ連人化学者の亡命を支援することだった。
失敗すれば、米ソの軍事均衡が崩壊し、世界規模での戦争が引き起こされると言われる化学者の回収のため、ウィリアムと七人の部下達はそれぞれが心の内に暗い過去をもつベトナムの地に再び舞い戻ることとなったのだった…。
果たして、彼らが回収を命じられた化学者の正体とは一体何者なのか?そして、ウィリアムの過去に起きた悲劇とは一体どんな出来事だったのか?沢山の謎を抱えたまま、任務は始まる…。
時に一九七五年三月…、南ベトナム崩壊直前のことであった。
ファンレター
すみませんでした。
前回のファンレターで、インクの乱れとか電報にそんなことないとか書いてましたけど、貴作にそのような表現はなく、私の勘違いでした。謹んでお詫び申し上げます。なろうで書いていたときから、人の作品の、ミスを見つけると指摘したくなるクセがありましたが、これからはやめます。大きなお世話でしょうし。ただ、作品を公開するということは、どんな評価にも、聞く耳を持つ度量は必要だと思うけど。というわけで、私も酷評ウエルカムなのですが、ファンレターってこないもんですね。黄作品は、ガンアクションとして楽しく読めます。