報復は神の仕事~マジカル・カンファレンス2~
公安監視下のカルト宗教『原理神州鍵宮梯子の会』と信者の父親から逃亡し、泉水市に潜入した美少女、高山真奈。息をひそめ生活していたが、たんぽぽ食堂に集う住民と高校の部活メンバー達とのふれあいで、青春をリスタートし初めて恋をする。そして自分を苦しめた父親と教団は、それぞれに意外な結末を迎えるのであった。
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三つの番外編、どれも良かったです!! それぞれの片思いが切ない~(涙)。だけど受験勉強の大変さなどを乗り越えて、成長する姿が描かれていて、じーんと心に沁みました。奏絵ちゃんのお祖母ちゃんなど、脇役もまた素晴らしかったです。 不幸な美少女、高山さんの姿もはっきりしてきたような気がします。複数視点は物語が立体的になって、良いですね。
高校生のピュアな恋愛。二人とも心に傷を負っているのに、ちゃんとお互いをいたわり合っているから順調ですね。 たんぽぽ食堂のメニューにも「いたわり」を感じます。生活の基礎がおろそかにされがちな時代だからでしょうか。「ちゃんと作られた」感の献立が書いてあると、それだけでほっとするんですよね。毎日のお料理って面倒臭いけど、頑張る価値はあるんだと応援されている気分になれます(笑)。 佐久田さんの表現はいつも面白いですが、今回は「湯通しして~乾燥させた」という、お父さんの描写に大爆笑でした!
古関先輩の悲しい過去にジーンときました。こういう、裏方をずっとやらされてきた人に日が当たって欲しいものです。先輩のお父さんも、相当なショックを受けたんだろうなあ……。 でも先輩、いざ真奈ちゃんとのお付き合いが始まったら、けっこう積極的ですね? 次の題名も「やりたいこと工程表」って……おいおいって感じ(笑)。でもこの「前のめり感」が高校生ですね。 佐久田さん、またお節介なんですが23話の大家さん「追求の手→追及の手」では? また読みに来まーす^^。
お父さん、怖かった~! どろどろした人間の思いが書いてあるだけなのに、現実に何が起こっているのか手に取るようにわかりました。佐久田さんの描写力、さすがです。 田中宮司がいてくれて良かったと思いました。だけど一方で「報復は神の仕事」のタイトルの意味もまた、おぼろげながら見えてきた(?)ところ。特定の人間を呪っちゃいけないんですね~。なるほど、と思いました!
佐久田さん、こんにちは。この章もいろいろなことがあり、面白かったです。養育費負担の比較とか。が、男子としては、特に村瀬さんアドバイスにおいて顕著な、「女子に操作されている恋愛」感覚を再認識させていただきました。うーん、恋愛において男は孫悟空。相手の手のひら上から出ておりません。そして小関先輩の理系的なストレートすぎる発言は、むしろ好感を持ちます。いろいろ頑張っても、結局デリカシーとか無理ですからねー。このくらい素直な方がいいのかも。また続きも読みに来ます。有り難うございました。
高山さんのような美少女に好かれたら、普通はそれだけで舞い上がっちゃいそうですが、古関先輩はなかなかガードが固いですね。二人ともそれぞれに心に傷を負っているからこそ、なんでしょう。この二人には幸せになってもらいたいなあ~! この町に強力な宮司さんがいて助かった! でも父親と教団の生霊、手ごわそうで怖いです……。
佐久田さん、これすごいです! 冒頭から息をもつかせぬ展開でハラハラドキドキ。今5話まで来たところで、主人公にようやく平和が訪れたように見えますが、この教団からうまく逃げおおせたのかどうか、まだ恐れるような気持ちでいます。 佐久田さんは長編でも素晴らしいストーリーテラーですね。引き込まれます。この先も楽しみです!
佐久田さん、引き続き楽しませていただいております。宮司のオタぶりが際立っており、そこに捕まってしまいました。カルト宗教とDVとを絡めてそこから逃げ出す訳ですが、その逃避地には、お祓いがあるという構造が面白いですね。よりオタク路線が濃くなっていきそうですが、ワクワクしながら慣れぬ世界に踏み込んでいこうと思います。有り難うございました。
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