羅紗情歌 ─遠き異国に分かつとも─

作者 時野みゆ

[歴史]

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24件のファンレター

 大儀なき戦が愛しあう者たちを引き裂く──乱世の純愛──

 海に面した小さな領地、草薙。戦国の世にあっても、領主夫妻である九条隼人と藤音は仲睦まじく穏やかに暮らしている。
 九条家に仕える巫女の桜花は幼なじみ伊織と祝言を挙げる決心をするが、後任探しが難航し、婚儀の準備がなかなか進まないのが悩みの種だ。

 平穏な日々を送っていた二組の愛しあう者たち。だが、その平和は隼人のいとこ、柊蘇芳の出現によって破れ去る。
 野望を抱く蘇芳は叔父である帝を説き、海を隔てた羅紗国への出兵を企てる。かの地を征服し、倭国の領土にしようというのだ。

 出兵の要請が九条家にもなされる。この戦は単なる侵略でしかない。隼人は苦悩するが、蘇芳の言葉は帝の命令。拒めば草薙が滅ぼされかねない。
 大切なものを守るために隼人は苦渋の決断をする……。

 イラストはフリー素材からお借りしています。著作権の問題等があった場合、すみやかに削除させていただきます。

「鬼哭く里の純恋歌―天女と龍の系譜―」の続編となりますが、こちらから先にお読みになられても大丈夫です。

ファンレター

羅紗情歌 遠き異国に分かつとも ☆完了

時野さん。こんにちは。 実は風邪をぶり返してしまい汗 なかなか時間が取れなかったのです汗 羅紗情歌 遠き異国に分かつともの☆投げ全て完了しました☆ そうですね。コロナ、インフルエンザ、風邪などが流行り。体調を崩すというよりも免疫力の低下が懸念される時期だと思います。 お互い無理せずが一番かも知れません。 逆に無理の範囲外なら応援可能ですので、このまま様子を見ながら応援させて頂きます☆ 栄養バランス良く。運動をしたりと日々の生活を過ごします☆ 今の時期。様子見 ... 続きを見る

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繋がれてゆく命の物語

とうとう最後まで拝読してしまいました… 150話くらいから、阿梨さんの慈悲深い裁定に始まり、隼人さんの帰還と藤音さんとの再会と、感動シーンが目白押しの最終章でした。 命って大切だなあと、またなぜ大切なんだっけと、そんなとても簡単ですが、実は思い出したり教えたりするのが難しいことがとても優しく明快に描かれているなあと、改めて思いました。 そして、何度読んでも隼人さんと阿梨さんの組合せが個人的にとても好きです。。。 もちろん二人にはそれぞれ大切な人がいるので、ビジネスパートナー(?)のよう ... 続きを見る

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藤音さんのファーストレディぶりに感動していました

~140話の辺りを、この辺りは藤音さんのパートだなあと思いつつ拝読しておりました。 便りのない中で待ち続けるというのは大変な仕事に違いないですが、それだけでなく、「隼人さんならこうしたはずだ」と傷病兵たちを救護する彼女は素晴らしい人だなあと、改めて感じました。隼人さんが知ったら嬉しいだろうなあと、じわりと感動させられるシーンでした。 前作から、大きく変化して強くなった藤音さんを見て、再度しみじみとしてしまいました。 また、コメント頂き、どうもありがとうございます! そうですね、長期留 ... 続きを見る

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老武将たちの活躍

第二部を拝読し終えたのですが、撤退のシーンがお気に入りだったことを思い出していました。 隼人さんの鮮やかな知略と勇気が爽快感をくれる傍らで、老武将たちの人模様や個性や生き様がきらりと輝いていて、とても楽しませていただきました。 難しい決断をした佐伯さんと蘇芳さんの関係性を色々想像してみたり、息子たちに窘められつつ鎧を脱ぐ元基さんに何となく愛着を感じたり、実直に健闘する兼光さんがかっこよかったり…(そして敷島さんのようなキャラも、物語を引き立ててくれるのである意味で好きです) 霧のごとく消え ... 続きを見る

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時代物でありながら、とても国際的な物語

すみません、大変ご無沙汰しております、真田一彦です。 昨年の後半から身辺で色々あり暫く留守にしてしまいましたが、久々に拝読することができました。気付けば「海の民の娘」が連載されており、先の楽しみが増えたようでとても嬉しいです。 昨年は時野さんも忙しくされていたようで、今は落ち着きましたでしょうか。お母様も、大事なければいいのですが… 世間ではコロナウィルスが流行していますが、私は長期の旅から戻ってきたらトイレットペーパーがどこにも売っておらず、かなり肝を冷やしました。 また久しぶりに羅紗 ... 続きを見る

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コメントありがとうございました

時野みゆ様。先日は拙作のコメ欄に、コメントありがとうございました。じつはこっそり…というわけでもないのですが、当方も以前からちょこちょこ拝読させて頂きにきておりました。まだまだ連載には追いつけておりませんが、歴史ものを抵抗なく読ませるやわらかくてやさしい文体とたしかな見識に、いつも舌を巻いております。これは余談になってしまいますが、当方はスマホで読むときは紙のときの習慣で縦読み設定にしているのですが、みゆさんの作品は縦読みだとより一層に味わい深くなると思います。隠居なんてとんでもない、紙の本でも ... 続きを見る

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>tieriaさん

コメントありがとうございます。いつの間にかリニューアルされていて驚きましたΣ(・□・;) 阿梨は作者もお気に入りキャラです。隼人と藤音の再会はラストまでのお楽しみといったところでしょうか。

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リニューアル

サイトがリニューアルされましたね!表紙イラストが前面に出て綺麗です。 隼人と藤音はいつ再会できるのかな。新キャラの阿梨も気になるところです。

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>tieriaさん

コメントありがとうございます。第二部スタートです! 海を渡っても隼人の苦労は続きます……。

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異国での活躍

第2部始まりましたね! 隼人の異国での活躍が楽しみです。

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>tieriaさん

応援コメントありがとうございます。「鬼哭く里の純恋歌」を読了いただき、とても嬉しいです。 また続編「羅紗情歌」もお読みいただき、ありがとうございます! 蘇芳の登場で、平穏だった恋人たちの物語は怒涛の展開となってゆきます。 この先もお楽しみいただけたら幸いです。

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この先の展開に期待しています!

こんにちは! コメントが遅くなってしまいましたが、「鬼哭く里の純恋歌」を読了し、「羅紗情歌」へと読み進めています。 主役キャラ4人に新たに蘇芳という嵐を呼ぶ新キャラも加わり、この先の展開が楽しみです。 ご無理のない範囲でがんばってください。応援しています!

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辛い旅立ち… でも背景の名脇役達に励まされます

桜花さんと伊織さんの旅立ち前夜のエピソードを拝見してしんみりしています。 一方で、この辺りでも兼光さんや茉莉香姫など、メインでなくても素敵なキャラクターが次々登場して、なんだか励まされるような気がしています。結城さんも、大らかな隼人さんと対照的でいいキャラだなぁと改めて思っています(*^^*) そういえば、ケインさんは蘇芳さんとは全く違うタイプですが、すごく魅力的なキャラクターでした。勇仁さんも好きなんですが、彼と再会できるのはもう少し先になりますね(>_<) まずは十万の ... 続きを見る

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侍の宿命ですね

隼人さんが出兵を決められましたね。辛いけれど、領主として已むをえない決断だろうなあと思います… 一方で、帝の命令を隼人さんにわざわざ自分で伝えに来て選択しろと迫る蘇芳さんの心情や行動背景を想像しようとすると、とても興味深いです。

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如月無双ですね!

蘇芳さんを如月さんがやっつけるシーンは、きっと皆のお気に入りだと思うのですが、私も例に漏れず好きです(^^) 如月さんかっこいいです。 ですが、隼人さんの葛藤のシーンは本当に辛いです(;_;) 悪役を描くのは、時野さんのような方でも難しいんですね…。確かに、あまりに説得力のないキャラクターになっても駄目だし、感情移入しすぎてもいけないし、、、私には、勉強になります。 物語は徐々に戦場へ近づいていきますね。阿梨さんの登場が待ち遠しいです!

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蘇芳さんの孤独…

権力者が子弟を育てるのは重要であると同時にとても難しい、みたいなことは歴史小説のひとつのテーマだと思うのですが、蘇芳さんにもその葛藤が見えるなあと勝手に思っています… 難しい人ですが、憎み切れないのが不思議です。 そして、台風の被害はあまりなかったとのことで、よかったです、、、 また、Eスタでの連載、お疲れ様でした!ノベルデイズにログインできない間も、Eスタは日々拝読していました。私にとっては贈り物のようなお話でした。 引き続き「羅紗情歌」の続きを楽しみにしております。最近寒くなってき ... 続きを見る

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隼人さん出生の秘密(?)

隼人さんのお母様とお父様の話を読んで、なるほどそれで彼が育ったのだなあと、改めてしみじみとしております。優華さんもお父さんも、素敵な人に違いないと、勝手に想像が膨らみます。 また、このところバタバタしおり、コメントを頂いていたのに返信が遅くなってしまい、申し訳ありません、、、なんと時野さんは今千葉にお住まいなんですね。今回の千葉では竜巻があったものの、台風の被害がひどかったのは長野や新潟と聞きました。Eスタの新作更新を拝見しているので大丈夫と思うのですが、苦労がなかったといいのですが…最近 ... 続きを見る

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如月さんがいると安心します

とうとう蘇芳さんが出たという感じで、先を知っているからか、逆にどきどきしてしまいます。 藤音さんの苦労がうかがえるシーンですが、如月さんがいるので安心感があります(^_^) 時野さんの小説は、Eスタでもたくさんの人が読んでらっしゃるので、完全に閉じてしまうのはもったいない気もしますね、、、(勝手に申し訳ありません、読者視点です…) ひとまずは、新作の続きが楽しみです!

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嵐の前の穏やかさです

1作目を拝読した直後なので、皆の幸せそうな様子がとても沁みます。十耶さんが伊織さんにとってお舅さん役だと思うのですが、ユーモアあり優しいお舅さんで羨ましいです(*^ ^*) また、Eスタの方でとうとう新作開始されるとのことで、とても嬉しいです! いつも呟きに丁寧にコメントや、時にアドバイスまで頂き、本当にありがとうございます。 私はEスタとNOVEL DAYSの同時管理をできそうにないので、Eスタの方は読書用アカウントとすることになりそうです。時野さんは大作を同時進行されており、大変だ ... 続きを見る

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>satoshionojp さん

応援コメントありがとうございます。 もう若くない身なので、できるだけ無理をせず、ぼちぼちやっていきます。

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