羅紗情歌 ─遠き異国に分かつとも─
大儀なき戦が愛しあう者たちを引き裂く──乱世の純愛──
海に面した小さな領地、草薙。戦国の世にあっても、領主夫妻である九条隼人と藤音は仲睦まじく穏やかに暮らしている。
九条家に仕える巫女の桜花は幼なじみ伊織と祝言を挙げる決心をするが、後任探しが難航し、婚儀の準備がなかなか進まないのが悩みの種だ。
平穏な日々を送っていた二組の愛しあう者たち。だが、その平和は隼人のいとこ、柊蘇芳の出現によって破れ去る。
野望を抱く蘇芳は叔父である帝を説き、海を隔てた羅紗国への出兵を企てる。かの地を征服し、倭国の領土にしようというのだ。
出兵の要請が九条家にもなされる。この戦は単なる侵略でしかない。隼人は苦悩するが、蘇芳の言葉は帝の命令。拒めば草薙が滅ぼされかねない。
大切なものを守るために隼人は苦渋の決断をする……。
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「鬼哭く里の純恋歌―天女と龍の系譜―」の続編となりますが、こちらから先にお読みになられても大丈夫です。
ファンレター
コメントありがとうございます。いつの間にかリニューアルされていて驚きましたΣ(・□・;) 阿梨は作者もお気に入りキャラです。隼人と藤音の再会はラストまでのお楽しみといったところでしょうか。
応援コメントありがとうございます。「鬼哭く里の純恋歌」を読了いただき、とても嬉しいです。 また続編「羅紗情歌」もお読みいただき、ありがとうございます! 蘇芳の登場で、平穏だった恋人たちの物語は怒涛の展開となってゆきます。 この先もお楽しみいただけたら幸いです。
こんにちは! コメントが遅くなってしまいましたが、「鬼哭く里の純恋歌」を読了し、「羅紗情歌」へと読み進めています。 主役キャラ4人に新たに蘇芳という嵐を呼ぶ新キャラも加わり、この先の展開が楽しみです。 ご無理のない範囲でがんばってください。応援しています!
隼人さんが出兵を決められましたね。辛いけれど、領主として已むをえない決断だろうなあと思います… 一方で、帝の命令を隼人さんにわざわざ自分で伝えに来て選択しろと迫る蘇芳さんの心情や行動背景を想像しようとすると、とても興味深いです。
蘇芳さんを如月さんがやっつけるシーンは、きっと皆のお気に入りだと思うのですが、私も例に漏れず好きです(^^) 如月さんかっこいいです。 ですが、隼人さんの葛藤のシーンは本当に辛いです(;_;) 悪役を描くのは、時野さんのような方でも難しいんですね…。確かに、あまりに説得力のないキャラクターになっても駄目だし、感情移入しすぎてもいけないし、、、私には、勉強になります。 物語は徐々に戦場へ近づいていきますね。阿梨さんの登場が待ち遠しいです!
とうとう蘇芳さんが出たという感じで、先を知っているからか、逆にどきどきしてしまいます。 藤音さんの苦労がうかがえるシーンですが、如月さんがいるので安心感があります(^_^) 時野さんの小説は、Eスタでもたくさんの人が読んでらっしゃるので、完全に閉じてしまうのはもったいない気もしますね、、、(勝手に申し訳ありません、読者視点です…) ひとまずは、新作の続きが楽しみです!
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