黄金の檻の高貴な囚人
短編集。ナポレオンの息子、ライヒシュタット公フランツを囲む人々の、群像劇。
ナポレオンと、敗戦国オーストリアの皇女マリー・ルイーゼの間に生まれたフランツ。彼は、父ナポレオンが没落すると、母の実家であるハプスブルク宮廷に引き取られた。やがて母とも引き離され、一人、ウィーンに幽閉される。
仇敵ナポレオンの息子(だが彼は、オーストリア皇帝の孫だった)に戸惑う周囲の人々。父への敵意から、懸命に自我を守ろうとする幼いフランツ。しかしオーストリアには敵ばかりではなかった……。
ナポレオンの絶頂期からウィーン3月革命までを描く。
※カクヨムさんで完結している「ナポレオン2世 ライヒシュタット公」のスピンオフ短編集です
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885142129
※星海社さんの座談会(2023.冬)で取り上げて頂いた作品は、こちらではありません。本編に含まれるミステリのひとつを抽出してまとめたもので、公開はしていません
https://sai-zen-sen.jp/works/extras/sfa037/01/01.html
※表紙画像
Sara Biljana Gaon (off) "Caged Bird"
https://www.flickr.com/photos/sarabiljana/25482708874
※断りのない画像は、全て、wikiからのパブリック・ドメイン作品です
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