クジラは空の夢を見るか

作者 片栗粉

戦闘用バイオロイドとして生まれた【クローラー】には、あらかじめ感情がプログラムされている。だが、C-52。チャーリーと呼ばれた個体はそれが理解できない。
人間に一番近い、人間でない彼は故に【生命】と定義される事はない。

だが、チャーリーは【声】を聞く。
深く暗い海の底で鳴き続ける孤独な【クジラ】の声を。

これは、語られることのないチャーリーの旅路。

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