ガイアの涙

作者 銀狼

[現代ドラマ・社会派]

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6件のファンレター

温暖化による熱波、豪雨、洪水。あるいは寒冷化が引き起こす飢餓の世界。しかしその先で待ち受けているさらに怖いリスクは何かを、私たちは見落としているかもしれません。果たして人類は、テクノロジーとビジネスだけで気候危機を生き抜くことができるのだろうか。。 哲学や文学、絵画や音楽などの芸術の力も必要かもしれません。
【参考文献】地球環境文明論(星野克美著 ダイヤモンド社)、悪魔のサイクルへ挑む(西澤潤一、上野イサオ共著 東洋経済新報社)、新・環境思想論(海上知明 荒地出版社)、パンセ(ブレーズ・パスカル)
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。
※書影画像の出展はアトリエに。

ファンレター

第3話

気候変動がどんどん進んで、人類が滅亡に向かう。その過程がリアルに描かれていて、ぞっとしました。 気温がこれだけ高くなると、かつて一世を風靡した権力者たちも形無しですね。 野菜を手に入れるのに、命を張らねばならない。ようやく見つけたものは、スーパーで売っていた時の値段の倍以上。 一つ一つの小さなエピソードにも、説得力を感じました。銀狼さんのリサーチ力に驚嘆です!

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気候変動って怖い!

第2話、すさまじい温暖化と昆虫食と……リアルで怖い近未来の姿でした。そして「ガイア」の言葉が出てきましたね! 銀狼さんの研究熱心が、いつにも増して伝わってくる回でした。デカルトの合理的な哲学が温暖化を推し進めたとは。 ポプラが温暖化を止めるというエピソードも、非常に興味深かったです。実際にこんな研究があるのですか? 荒川の堤防。私はそんなに遠くない所に住んでいるので、これまた決壊の様子がリアルに感じられました。 前半、「神学者たちからは避難」→「非難」? 細かいところ、すみません。漢字の ... 続きを見る

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プロローグ

銀狼さんの作品では、初めてSF?に挑戦します。 プロローグだけでも十分に怖いですね。勝ち組の人間だけが身を守るために「特別区」に住むという設定は、なかなかリアル。それ以外の世界では荒廃が進んで大変なことになっているのですね。 震災の記憶などを周到に練り込んであるので、設定だけでも重厚に感じます。これからどうなるのか、楽しみに読ませて頂きますね。

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夜明け

銀狼さん、こんにちは。 「ガイアの涙」、最終話まで拝読しました。 前回以降も、篠笛、熊、空手、そしてロン…など、銀狼さんの全てがつぎ込まれているなあと思いました。 ということは、他の話題も、僕が未読の作品に散りばめられているのでは、と他作品への興味に繋がります。 そしてイヌイット。十代の頃、本多勝一氏の『カナダエスキモー』を読んでから 自分の世界が今の形に広がっていったという自覚があるのですが、 その感覚を思い出させていただきました。 人類の栄枯盛衰も含めた循環論は、ともす ... 続きを見る

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この壮大な

銀狼さん、おはようございます。 「ガイアの涙」第4話まで拝読しました。 失礼ながら銀狼さんの作品をまだ全て読めてはいないのですが、 これまで読ませていただいた作品の集大成的なものを感じております。 特にロンが登場するのは、辛い展開のここまででは、それだけで微笑ましいです。 「日本沈没」「AKIRA」「北斗の拳」など、比べたくなる過去の名作が次々浮かびましたが、 実在の福島の街を思い浮かべてしまうので、リアリティをより強く感じます。 そして環境問題と思想への造詣ですね。 そ ... 続きを見る

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The Day After Tomorrow

2004年の映画を思い出します。地球温暖化のあとには○○期が。ジャンルがSFではないのが怖いです。 未来の子供達に責められるでしょうね。大量の二酸化炭素……『プロジェクトX』のゴビ砂漠に大量のポプラを植えた話を思い出した。 14万字の物語は、いろいろなことを思い出させさ、考えさせてくれました。 ロンは、予想通り。娘は…… 主人公は地球でした。

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