この神話はキリスト教の歴史で喪われた伝承である。

聖なる指環を巡る神話。
かつて天にて行われた戦い。

偉大なる天使が生涯をかけて希求せし指環。
しかし、指環は思いもよらぬ者を後継者として定める。

手にした者に大いなる力を与えし聖指環。そして、手にした者に最も過酷な定めを与えし聖指環。

この物語はその定めと闘いし天使らの物語。

神を失いし者らが描く叙事詩。
始まりの時代は如何にして終焉したのか。
天使らの黄昏の時代が始まる。

そして、復活は如何にして成し遂げようというのか。