おとぎの月と三人の薔薇の貴公子

作者 猫澤靖

[SF]

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3件のファンレター

未知の記憶を刻む〈月〉と物語の宝庫である〈地球〉の関係性を新たに問うSFファンタジー。


【黒ノ章】

ひとつの〈物語〉の失敗が尾を引き、影響は現実世界へと侵食していく。
〈物語の種〉に内在していた養分だけでは足りずに、人々の生気を吸い始めた〈黒い輝夜姫〉。
『若い夫婦の失踪』をきっかけに始まる山奥の集落〈老村〉での惨劇。
折よく〈老村〉を訪れた〈薔薇の貴公子〉三兄弟を筆頭に、〈吸血姫〉騒動に立ち向かう村人たち。
270年に一度、金星食と新月の夜が重なるとき、村は悪夢に飲み込まれてしまうのか、
それとも……?


【月ノ章】

〈月神〉となった男には、忘れられない月遊女(つきゆめ)がいた。
ひょんなことから彼女の妹を救うため、〈物語〉を生み出す〈月の塔〉の心臓部へと潜入する。
だが、それが悲劇の始まりだった。そして、月から女が消えた。

〈物語〉創造のシステム、〈物語ロード〉の仕組みに、三者三様のアプローチで到達した〈薔薇の貴公子〉三兄弟。
彼らの道は違えど、やがてひとつの場所へと行きつく。
それは、失敗した〈物語〉を構成するものたちが、ユートピアと噂する最終地点〈ハブパーク〉であった。
しかし、そこで待ち受けていたのは〈モノクロ化〉の果てに〈回収〉という恐怖だった。
〈物語〉の支配者〈月神〉と彼が創造した〈月人〉の圧倒的な力に対し、果敢にもあがき続ける。

神となった男と、失敗した〈物語〉からの生還を目指す三兄弟。
彼らは、愛するものを守ることができるのか。
信頼と裏切りを繰り返した果てに、最後に彼らが見た景色とは、果たして思い描いていた世界だったのか・・・!?

ファンレター

ストーリー展開の迫力

壮大な舞台で展開されるストーリ展開に迫力があり、人物描写が緻密です。一気に読めます。

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>yokoyokoさんへ

はじめまして☆ ご感想ありがとうございます♪ とてもとても嬉しいです(o゚Д゚)ノ 読者の皆様には、 「この人も好きだけどこの人も好きーっ」 と思っていただくのが理想なので、 できるだけすべての役に『思い』をこめこめしました。 例えるなら、ガチャガチャをして、「あ、これ要らねっ」 って思われるキャラをできる限り0にしていけたらなと(笑。 応援、ありがとうございましたm(__)m

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登場人物の魅力

登場人物が多い割に、皆個性的で、のびのび描かれています。

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